愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

トットナム-ブレーメン

2010-11-25 20:44:21 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/25(木)       

愛丸’s チェック
スパーズは前節、ここホワイト・ハートレーンでインテルを完膚なきまでに叩きのめした。
これで勝ち点が7Pでなんと首位。
昨シーズンのチャンピオンを抑えての首位だし、これは価値がある。
ただ、まだ突破を決めたわけではないく、ここでブレーメンに勝つことができれば、最終節を前に突破を決めれる。
プレミアは12月はかなりのハードスケジュールだし、ここで突破を決めたいだろう。
ブレーメンは、グループ最下位の勝ち点2P。
ドローがふたつあるだけで、未だ勝ち星はない。
ブンデスでも調子が上がっておらず、エジルの移籍をまだ引きずってる感じ。
これを解消できす、なおかつケガ人も多数。
シャーフはケガ人でチームを作れるなんて言ってるが、それはチームのフィジカル担当に問題があるのでは?

スパーズが、ここでも強さを発揮して、この第5節でグループの突破を決めた。
CL初出場で、ここまであっさり決めてもいいものか。
インテルとのアウエー戦で、4-3というスコアでの負けってのが、自信に繋がったんだろう。
それでいて、前節はそのインテルに圧勝だし、この強さは本物かも。
この試合でもブレーメンを全く寄せ付けなかった。
いい時間に先制し、そこから自分たちの時間を続け、前半の終了直前に追加点。
この2点目が大きかった。
後半もブレーメンに主導権を渡すことなく、ダメ押し点までゲットして、終わってみたら3-0。
ここまで力の差がでるかとは、開幕節では思いもしなかった。
この試合、ラフィを欠いた試合になったが、4-4-2のシステムで自分たちのサッカーを展開。
2トップはクラウチとパブリュチェンコ。
左にG・ベイルで、右にレノン。
レノンの状態がだいぶ上向きになってきたし、こうなると、両サイドからスピードで仕掛けることができる。
まだレノンは全盛期の動きではないが、それでもいいプレーは何度か披露できた。
この試合ではG・ベイルよりもレノンのサイドからのアシストで得点できてるし、これは収穫。
G・ベイルもだいぶ研究されてくるだろうから、逆のサイドで同じような仕掛けができれば武器になる。
それと、この試合で感じたのは、モドリッチの攻撃参加の重要性。
貴重な追加点は、この男が上げたものだが、やっぱり高い位置でプレーすると、何かやってくれる選手。
ジーナスが前半の20分にケガで離脱し、パラシオスが代わりに投入されたが、守備的なパートナーが入ったことで、モドリッチが攻撃的に振舞えることに。
ただ、パスを出すだけでなく、フィニッシュに絡むことで厚みが出る。
それができる選手だし、ここってシーンでの、この男の攻撃参加はかなり重要になってくる。
守備に関しては、この試合は楽な90分だっただろう。
ゴメスが慌てるシーンは皆無だったし、ここまで戦いながら休めた試合もそうないはず。
ギャラスはマリンとのスピード勝負に負けてなかったし、カブールは、守備より攻撃で見せることができた。
この段階で突破を決めれたし、決勝トーナメントはどこと当たっても、相手を苦しめる存在になりそう。
うまく厳しい冬場を乗り越えて、疲労のないまま2月を迎えたいだろう。
ブレーメンは、エジルがいないと何もできないチーム。
攻撃での見せ場がひとつもなかった。
じゃあ、守備で見せれたかと言えば、それも3失点もしたわけで、サイドで仕掛けられると、左右で混乱に陥ってた。
もうシャーフはこのチームを立て直すことはできないだろう。
マリンもエジルと同じくらい騒がれてた選手だが、完全に置いて行かれた感が。
スピードだけ見ても、スパーズのふたりに劣ってるし、テクニックもそう高いものがあるわけではない。
フントのトップ下にも限界があるし、ここはもうトップ下を置かないシステムを構築した方がいい。
F・クロースもT・クロース同様、今節のCLでは輝くことができなかった。
この敗戦でグループ敗退が決まったわけだが、まだ3位に上がることが閉ざされたわけではない。
最終節は、勝ち抜けが決まったインテル戦だし、なんとかここで勝ってトウェンテの結果を待ちたいはず。
ヨーロッパの舞台でやれるチームだし、このままずるずるいくチームではない。
果たしてシャーフは、このチームを変えることができるか。
 

スコア
3-0

<得点者> 
インテル   カブール、モドリッチ、クラウチ         

~愛丸's MVP~
モドリッチ(中盤センターで守備に翻弄することなく、攻撃に重点を置いてプレーできれば、いい働きをしてくれる。この得点シーンみたいにもっとフィニッシュに絡んでもいい)