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4月に見た映画の感想

今回投稿はGWによって一週間ぶりとなるが、家で自粛していてそれほど面白いことはなかった。 ネタが乏しいので、先月同様4月に見た映画の紹介としたい。このところ、NHK・BSプレミアムで見たBSシネマばかりではなく、地上波TVで放映された映画の録画もしていて、それがHDに貯まってきているので、それも見始めている。最近はそれに加えてさらに、youtubeで無料の映画も見ている。これはメジャーな映画ではなく、むしろB級映画中心だが面白そうなものは見るようになった。それら、全てを今回は紹介してみたい。場合によってはネタバレもあるがお許しの程を・・・。 結局のところ、数えてみると22の映画作品を見たが、印象に残るのは“追想(アナスタシア)”、“聖の青春”、“ヘアースプレイ”といったところであろうか。 . . . 本文を読む
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NHK・BSプレミアムで見たBSシネマ・3月分の感想

今週は3月の終わりの週なので、これまで見たBSシネマの映画を紹介したい。今月は仕事等で見られないのも多数あり、9件程度にとどまった。年度末の影響で仕事が多かったことが大きな理由だ。 特に、ここでのテーマはチャップリン映画の“モダン・タイムズ”と“独裁者”だ。私は見られなかったが、これ以外にもBSプレミアムでは17日にチャップリン映画の“殺人狂時代Monsieur Verdoux”(1947)も放映している。“独裁者”のラスト・シーンで主役チャップリンの兵士への次のような演説・呼びかけが現代文明への強烈な批判となっている。チャップリンにはこうした思想・哲学と感性があってこそ、確固たる歴史的世界的映画人の地歩を築けたと言える。 “機械よりも、人間らしさが必要なのだ。賢さよりも、優しさ、思いやりが必要なのだ。そういう感性なしでは、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。飛行機やラジオの発明の本質は、人間の良心に呼びかけ、世界がひとつになることを呼びかける。・・・今こそ、闘おう。世界を自由にするために。国境をなくし、強欲や、憎悪と不寛容をなくすために。理性ある世界に向かって闘おう。兵士たちよ。民主主義の名のもとに、皆でひとつになろう。” . . . 本文を読む
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残念!!梅見に時期を失する!―北野天満宮参拝とグルメ

先週末、例によって午後から京都での審査員研修会があった。この時期、ミニ京都観光、一体何があるかと考えて、そうだ、北野天満宮の梅見だ、と思いついて出かけた。北野天満宮のHPには梅の時期3月下旬までとあったので、安心して予定を立てた。 だが、温暖化で時すでに遅し、梅見は終わっていた。仕方ないので周辺の飲食店でグルメって、今回のミニ観光は終わった。 このあたりの飲食店には個性のある店がある。一つは、カステラ・ド・パウロ。ここはポルトガル・カステラが売りの喫茶併設の洋菓子店。相当以前、“LIFE夢のカタチ”で紹介されていて、ズーっと気になっていた。それから、この付近で昼食で普通に美味い丼物を食べたいと、食べログを見たところ、驚いたことに、思い切り太い麺のうどんを出している店“たわらや”があることを知って、そこで極太麺うどんと玉丼セットを注文した。 . . . 本文を読む
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NHK・BSプレミアムの今月のBSシネマを見た感想

自宅で籠る生活からBSシネマを見る機会が増えた。この番組のシリーズはCMがないし、編集カットも一切されていないようだ。だから番組の終わる時間は一定ではなく存分に楽しめる。 ところが最近、映画を見ると何故か涙もろくなって来ている。先週は、チャップリンの“街の灯”を見た。無声映画だったが、ラストシーンで涙があふれた。やっぱりそれは、それだけの名作なのだろうか。それ以外、“ガス燈”は主役バーグマンの美貌と表情の演技力に見とれてしまった。“心の旅路”や“哀愁”は洋画の古典。いずれも涙なしに見られない。これら3作はいずれもイギリス上流社会と接点を持った近代女性のウラ悲しい人生の側面を描いている。“裏窓”のヒッチコックの絶妙のハラハラ感、恐怖感とコメディ要素の組み合わせが良い。 先週のもう一つの“南極物語”にも意味なく涙したのだが、これはフト我に返って、この映画の意味は何なのだろうと、余計な感想が沸き上がってしまった。今月の放映された邦画はいずれも、今一歩感があって残念な印象が残る。 昔、映画評論家の台詞“いゃー、やっぱり映画っていいですよね”を噛みしめる今日この頃である。 . . . 本文を読む
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天満宮初詣と東洋陶磁美術館の展示品鑑賞

さて、先週は大阪の図書館へ借りた本の返却の時期だったので、ついでに大阪で何か観るものはないかと考えてみた。新型ウィルス禍で不謹慎とは思いつつ、先ずは中之島美術館で、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の開催があるのを思い出した。しかし新型ウィルス禍で1時間ごとに入館制限をしていて要予約。しかもほぼ予約が一杯で断念。 そうだ中之島には、東洋陶磁美術館がある。陶磁器に関しては超一級の美術館ではあるが、不思議にあまり人気が無い。そこで先ず、大阪市立中央図書館へ行き、返却と予約本の借り受け。次に天神さんへ初詣。その後、徒歩で中之島の東洋陶磁美術館へ行き陶磁器の鑑賞し、さらに近くの府立中之島図書館に図書返却として、午後一出発。 東洋陶磁美術館は大阪市立公会堂と向き合って建っている。かつて一度、ここへ来たこともあったが、その後は見に来ていないので、今回は全くの久しぶりだ。所蔵品の展示と、“黒田泰蔵”の特別展が見られた。所蔵品は豊富なので、その一部の展示でも充分見応えがあった。 . . . 本文を読む
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ササァーと京都へ初詣とミニ歴史散歩をめぐって

新型ウィルス蔓延のとば口に立って、先週“ササァーと京都へ初詣とミニ歴史散歩”をやってしまった。かねてより先週末、審査員研修会が京都で予定されていた。ところが、その直前に“緊急事態宣言”が発出される想定外となった。神社仏閣の多い京都へ行く機会に、初詣しようと年末から狙っていたのだ。人生の半分以上を過ごした者にとって、その分今後は、初詣の機会も少なくなる。だから思いついた“計画は直ちに実行するべきダ”という“悪魔の囁き”が聞こえ、松尾大社参拝を実行してしまった。 また、悪乗りしてついでとばかり、NHK大河“麒麟がくる”で知った織田信長の定宿だった妙覚寺とその近所の妙顕寺坪庭を拝観し、石臼引き手打ちそば 定七で昼食。足利義昭の旧二条城跡、その兄の義輝邸跡の確認をし、御所公園内にある旧二条城の石垣復元の場所へ行って見た。また、その近くの閑院宮邸跡の庭も覗いてみた。 四条烏丸に戻って、研修会前に錦市場へ買い物に行ったが、シャッター街になっていて不安がよぎった。 . . . 本文を読む
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本年年末の京都・東山・豊国廟参拝とグルメ

先週末は仕事で京都の東山七條に午後赴く仕事があり、例によって午前の京都探訪を報告したい。七條東山の阿弥陀ヶ峰山頂には、豊国廟、つまり太閤はんのお墓がある。実は、昨年も同様に年末に参拝したのだが、思うところあり、今年も赴いた。この山の名は、天平年間(729-749)に行基が阿弥陀如来を安置したことに由来する、という。 きつい石段に、ゼイゼイ、ハァハァ、汗はダクダク。途中何度も立ち止まって休憩。喘息と年齢には勝てない。山頂の五輪塔は日本一の大きさ。秀吉が亡くなった後、遺命によりここを墳墓にして神社を建立したが、江戸期に建物その他は廃された。明治になり天皇の御沙汰で再興し、その際に、秀吉の遺骸がでてきて検証されたが、さすがに辱められた痕跡はなかった、とのこと。 昼食のため京博の下にある、秀吉ゆかりの鰻屋に入る。ここは鰻鍋が名物でそれだけしかメニューにない老舗だが、新型ウィルス禍で“まむし弁当”を3千円で始めた由で注文。だが、先付けに出て来た、抹茶と落雁に驚愕。落雁が小指の先の大きさ。“まむし弁当”はさすがに鰻はよく肥えたのが三枚丸々入っていて、タレも満遍なくご飯にかかっている。しかし、意気込んで入った店で第一印象でガッカリしたのが響いて、良い思いはしなかった。 仕事の後、入った四条烏丸のカフェでお楽しみタルトタタンにも少々ガッカリ。この日のグルメは、不作!まぁこんなこともあるわな。それでも結果としては、少しづつ京都の内面に入り込んでいる感触もあるのでまぁエエかっ! . . . 本文を読む
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京都文博・特別展の“舞妓モダン”を見て

先週末の午後は、2カ月ごとの京都での審査員研修会だった。そこで例によって、午前中には京都を楽しみたいとの思いから、京都文化博物館を覗くことにした。開催特別展は“京都文化力プロジェクト関連事業・舞妓モダン”だった。京都花街のこと、“一見さんお断り”等近付き難い印象があって、何とか潜り込めてもありきたりの小遣いでは間に合わず、貧乏人が近づく世界ではないとの、諦めが先に立つ。だから敬遠し続けて来ていた世界だ。 だがこの際と文博の開催趣旨の通り、明治期以降の舞妓はんの絵画展を見ることにした。本来はやはり、日本画の画材としての発展が端緒のようだ。そこへ黒田清輝の洋画家が参戦したことが画材として確かなものとなったことのようだ。 女性画家の広田多津の独特のタッチの絵や、正統な印象の上村松園等のそうそうたる画家の展示があったが、中村正義や下村良之介の奇妙な印象の絵もあった。 昼食は近くの“三条堺町、明治38年創業の老舗蕎麦「そば処 大鶴」”で、“とろざる”を頂いた。 . . . 本文を読む
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京都文化博物館・特別展の“池大雅−文人たちの交流−”等を楽しんで

先週末の午後は京都での審査員研修会だった。今回は京都文化博物館で開催されている池大雅展を鑑賞することにした。以前、西京の西芳寺近くに池大雅美術館があるというので、観覧しようと現地に赴いたが既に閉館していて、そのリベンジという気持ちで京都文博に向かった。その文博の一部として旧日銀支店のレンガ造りの建物があるが、その北側のビル4階が“池大雅−文人たちの交流−”の会場だ。 池大雅は江戸中期の著名な文化人にその才能を認められ、良妻を得、多くの文人と自由に交わり、旅をし、経済的困窮を経験することもなく、生涯を終えた。世にも稀なほど仕合せな人生だったのではなかろうか。それは、その絵の伸びやかさ、絵に描かれた人々の楽し気な様子や屈託のなさを見れば分かる。そんな人生で、その思想や、後世への影響という点が気になった。ところがその交友関係がいずれ、明治維新につながっているとはつゆ知らず、不明を恥じるばかり。自由な文化の醸成は国の奥行きの深さを示すのであろうか。そう考えると、現代は国全体の政治的・経済的エネルギーが改革に向かっているとは、到底思えないのが大変残念だ。 . . . 本文を読む
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ベタな京都観光―竜安寺・堂本印象美術館・金閣寺への散策

先週末、審査報告書を京都の本部事務局へ提出するために、県境を跨いで京都に出かけることにした。折角の京都ならば観光客の少ないこの時期、ベタな京都観光をと企んだ。龍安寺、堂本印象美術館、金閣寺・・・河原町で私用を果たす、という予定を実行。やっぱり、期待通りの激減した観光客で私には快適な観光だった。 龍安寺では水の豊富な場所になぜ、枯山水の岩と白砂の超有名な庭園ができたのか。それともこの石庭は逆説的な超贅沢なのだろうか。今回ここに来て初めて生まれた、“私の大きな謎”だった。 堂本印象美術館は府立美術館だが、白塗りの建物のデザインは変わっている。この美術館も10年ほど前に来たことはあるが、詳細は何故か記憶が薄れている。日本画を現代化した画家なのだが、この人の作風はどうも私の感覚には合わないところがある。だが、“絵は子供の目で見よ”と心の中で一喝して鑑賞を進めたが、その感覚は今回も解消できなかった。まぁ、それでも良いのではないか。 鹿苑寺の北山殿は壮大な池をめぐる回遊庭園なのだと改めて気付く。金閣はその池の中にある。その池から北側へ登って行くと、金閣をはるか下に見る、ある種峰の頂点になっている場所に小さな茶室・夕佳亭がある。私には、風情があり金閣よりもこれが好ましく思えた。 . . . 本文を読む
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