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しまなみ海道と古都奈良の旅 (しまなみ編 その1)

2010年10月23日 | 自転車

 2010年10月16日、ついにあこがれの旅に出ることが出来た。永年勤続のご褒美で5日間のお休みがもらえたのをきっかけとして、あのしまなみ海道を自転車で渡るという夢のようなサイクリングの旅である。そして、後半は、ボクの大好きな飛鳥時代のメイン会場、奈良は「いにしえの旅」もすることが出来た。ここにご報告させて頂きます。

【第1日目】2010年10月16日(土)晴れ

 午後仕事を終えたカミさんを車でピックアップして、中央自動車道八王子ICを目指す。最初の目的地は愛媛県の今治だが、今日は何処まで行けるだろうか。渋滞もなく、中央道は小牧JCを経て名神高速になる。高速代1000円ギリギリの場所は滋賀県の大津ICなので、ひとまずその辺りのホテルを予約して、この日はゆっくりと休むことにした。

【第2日目】2010年10月17日(日)晴れ

 快晴の予感な朝だった。朝食後再び高速道路に乗って広島県の尾道を目指した。

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 この旅の目的は、前半は「しまなみ海道」を自転車で渡る、というモノだ。「しまなみ海道」とは、広島県の尾道と、愛媛県の今治間を、瀬戸内海に浮かぶ島々を伝っている高速自動車道で、正式には西瀬戸自動車道と言う。各島々を結ぶ橋には、自動車の他に自転車や徒歩でも渡れるようになっているのだ。従って自転車は、橋を渡るときのみ「しまなみ海道」を利用する、というのが正確な言い方かもしれない。(Googleマップより)

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 やがてお昼過ぎに尾道へ到着。この日から数日間は本当に良い天気であった。お腹も空いたことだし、何処かでお昼でも…、尾道と言えば、アレですよね?

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 そう、尾道ラーメン。ラーメンの定義はいろいろあると思うけど、尾道ラーメンは、ご覧のような醤油ベースのスープに背油、細めんではないだろうか。立ち寄ったのは、尾道ICから程近い「味平」だ。さっぱりとしていて、あっという間に完食。もう一杯食べられそう…。食後は腹ごなしに尾道散策したのだが、何しろ坂道だらけ。歩くだけでくたびれてしまった。早く四国に渡らないと。

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 「しまなみ海道」をまずは車でサクっと渡り切ったら今治だ。今回お世話になったのは、「サンライズ糸山」という宿泊施設。ここはサイクリングターミナルとして利用できる。レンタル自転車も豊富だ。早い段階でツインの部屋を予約していたら、なんと広々したお部屋だった。扉からトイレ、風呂に至るまで介護施設と同じなのだ。いや、入院病棟のVIPルーム並かもしれない。そしてご覧のように部屋まで自転車を運ぶことができるのだ。部屋の中でメンテナンスが出来て、これは大変有難かった。

【第3日目】2010年10月18日(月)晴れ

 いよいよ自転車で「しまなみ海道」を制覇する日がやってきた。四国側から「大島」、「伯方島」、「大三島」、「生口島」、「因島」、「向島」そして本州の尾道へと続く。橋は同様に四国側から「来島海峡大橋」、「伯方・大島大橋」、「大三島橋」、「多々良大橋」、「生口橋」、「因島大橋」を渡ることになる。向島から本州の尾道までは、「新尾道大橋」というのがあるのだが、ここは交通量があって危険らしく、通常は渡船を利用するとのこと。

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 さぁ。出発だ。橋というのは普通はあまり低くは作らない。特に船が通ることを考えると高く作るのが普通だ。ということは橋に上がるまでの高低差は結構きつい。最初の来島海峡大橋は一番立派な橋でもあるので、かなり長いアプローチを使って登って行く。辿り着くとご覧のような標識が目に入る。「尾道まで69キロ」。いやでも気合が入るではないか!

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 そしてこの風景だ。どうよ?素人目に見ても潮目が読める。瀬戸内海は潮の流れが複雑で、いたるところで渦が出来ている。

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 コース上にはこのように自転車を置ける休憩所が点在している。非常に有難い。

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 「大島」は途中2箇所程の峠越えがあって結構しんどい。でも登り切るとご褒美のような下り坂が待っている。これが気持ち良い。各橋のコースも車道とキッチリ分かれているので、怖いことはない。

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 お昼は、生口島の瀬戸田という町で取ることにした。「かねよし」というお店は、穴子が美味しいという情報をカミさんがゲット。さっそく訪れてみることにした。ふわふわの穴子も美味しいのだが、タレがしみたご飯も最高。ちょっと疲れた身体に活力がよみがえる。

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 いくつもの橋を上り下りし、いくつもの島を縦断しているとさすがにヘトヘトだ。因島から向島まで渡る「因島大橋」が最後になるのだが、この橋は車道の下に歩道と自転車道があるので、景色は期待できない。ただし高所恐怖症の人には安心して渡れる橋だ。

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 向島を縦断すると、いよいよ本州は目の前だ。ここからは船に乗る。1人100円、自転車1台10円、合計110円。リーズナブルだ。

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 広島の尾道に無事到着。ホテルは桟橋の目の前にあるグリーンヒルホテルだ。ここも事情を話せば、自転車のタイヤを綺麗に拭きさえすれば部屋まで運んで保管しても良いとのこと。サイクリストを大事にしている街で感激だ。さて、シャワーを浴びてさっぱりしたら、この日の反省会をせねばならない。ホテルからすぐのお好み焼き「すみチャン」へ行くことにした。広島のお好み焼きは有名だが、実は尾道オリジナルのお好み焼きがあると聞いて、それを楽しみにしていたのだ。作り方はほぼ広島と同じ。具が多少違うとのこと。最近確定した定義は、(1)砂肝入り (2)イカ天入り (3)麺は焼かない だそうだ。広島のは、モヤシが入り、麺はヤキソバみたいに軽く焼いてから乗せるのだが、尾道のはゆで立てをそのまま乗せる。なので食感がモッチリした感じになる。ここの大将、中々おしゃべり上手、商売上手でついつい口車に乗ってしまい、比較する為に広島焼までも注文してしまった。どっちも美味しいので甲乙は付けられないけどね。

 そんなこんなで「しまなみ海道往路」はほろ酔い、満腹気分で終わって行くのであった。続く…

(この日の走行距離 77キロ 約7時間半)


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