活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

おシャカ様の真(深)意義1

2023年01月08日 | おシャカ様

おシャカ様は「正、像、末(しょうぞうまつ)」の「三時」をお説きになりました。

 

「正」とは證(さとり)という事です。

 

おシャカ様入滅後も正しく證果を得る者も在り、行もありました。

 

これが「正法時」です。

 

正法千年、像法千年、末法万年というのが「大悲経」の説にあります。

 

「像法」とは、「像」は似るという意味です。

 

教在り、行在りで證果無く、「像似(ぞうじ)」の仏法が行われている時を「像法時」といいます。

 

「證果」の無い教行は本物ではありません。

 

似て非なる物であることを知(識)らねばなりません。

 

「末法」の「末」とは微(かす)かの意味です。

 

微末にして、ただ教在りて行無く、證果の無きを「末法時」といっているのです。

 

時に「正像末」在りといえども人は自在で在り無自性です。

 

「為せば何事も成し遂げるもの」です。