活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

聖(ひじり)に学ぶ10

2020年02月19日 | 法理

心清ければ眼(まなこ)明らかです。

 

「六塵( 六境)”色、声(しょう)、香、味、触(そく)、法」も結果に至れば

「正覚(しょうがく)」に同じなのです。

 

流れに随って性(しょう)を認得すれば喜もなく、憂いもありません。

 

浄地は却って人を迷わすものです。

 

聖が邪法を説けば邪法も正法(しょうぼう)となり、邪人が正法を説けば正法も

邪法なるものです。

 

本来成仏 他より得るにありません。

 

聖の言うことには「一塵を動かさず、一相をやぶらず」「俗を俗としれる人

まれなり」「道心のありよう知る人まれなり」「悟了は未悟に同じ」と。