活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

六波羅蜜4

2019年06月04日 | 仏教

③忍辱(にんにく)

「忍辱」とは、今の事実に耐えるということです。

「今の事実」に一切手を付けないということです。


どれだけ「我慢」しても「道」には至りませんが、この「忍辱」をすれば

必ず「道」に至ることが出来ます。


しかし、どうしても手を付けてしまうのは修行が手段や目的や方法になって

しまっているからです。


「今の事実のまま」にいられる努力が一番大きな「忍辱行(にんにくぎょう)」です。