指導者はよく「子供に成ってしまいなさい」といいます。
「子供に成る」というのは、六根を六根のまんまに純粋になって
自分の力で六根を使わずにその六根の機能のまんまにしておきなさい
ということです。
人生における最大の問題は、「此の物の真相を知(識)る」
ことにあるのです。
「仏」というと何か特殊なことに思うでしょうが、
「ほどけてしまえばよい」のです。そうすれば問題は起きません。
「此の物」が「一大事因縁」として出来たことを知(識)れば
よいのです。
「此の物」を「私」していたために間違いがあったのだということが
分かったから「懺悔(さんげ)」ということがおきたのです。