活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

四病2

2017年12月15日 | 法理

第三に「任病」といって、「意に任せて浮沈する」ことです。

吾今生死を断ぜず、涅槃をもとめず、修行などもしなくても

よろしい、迷ったら迷ったで捨てて置く、妄想が起こったら

起こったで構わないというふうに放任することです。

 

第四に「滅病」という「心境を滅除する」ことです。

これは絶対のことで、今、円覚修行の者が一切の煩悩を滅盡して

身にも心にも六根六塵、皆、寂静にして執着なきを言うのです。

 

此の四つのもの(四病)」をすっかり取り除けて、はじめて

「作止任滅なし」ということが出来るのです。