活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

修行の構造

2016年10月20日 | 

大切なことは 「理 (言葉の世界)」 において、

「空」 と自分との隔てを認識し、「事 (言葉以前の法の世界)」 において

自分が本来の自分に成ることで解決するということです。

 

これが、おシャカ様や歴代の覚者から伝わってきている 「禅」 なのです。

即ち、「自分が自分の法を実證していく」 という 「修行の構造」 です。

 

自分が自分に成る、ものと一つに成る、今に安住するということで

一切のことが足りるのです。

だからこそ、誰にでも行じていける 「道」 なのです。


 

ですから、ものと一つになり、そして一つになったものをもうひとつ落とすのです。

そのことを、「身心脱落、脱落身心」 と言っています。

 

この 「修行の構造の基本」 に一切が帰納されるわけです。