活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

修行の始まり3

2016年10月19日 | 仏教

薬というものは明らかに、薬ではありますが、病もまた薬であることが分かります。


「実相は無相なり」 と、「無相」 というのは、自分という塊がないということです。


私たち衆生の病気は、非常によい薬なのです。

人は不幸や悲しみに対しては、同情しやすいですが、

幸せな人に対しては、なかなか同情出来ないと、よく言われています。


一度自分で本当に病気になってみると、病気の人の事情がよく分かるのです。