活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

修行の道理1

2016年10月10日 | 

「法の実證」 という禅の修行は、自己を忘じて

「本来の自分に成る」 ことによって一切の問題を解決する道です。

 

自分が本来の自分に成れば、自分とは何ものか、

真実とはどういうことかを一切問う必要もなく、

迷いや悟りもまったく不要のものになります。

 

あえて申し上げれば、仏法という支え、坐禅という支えが本当に

要らなくなったところがおシャカ様がお示しになられた

「真の仏法」 であり、インド、中国、日本へと伝えられた坐禅です。

 

「実相は無相なり」 の證明へ向かうことですから、くれぐれも

「修理の道理」 を常識の範囲で測らないように注意して

いただかなければなりません。

 

「修行の道理の究極」 が、新三法印、

“実相無相・不知不識生・本来成仏”

なのです。