活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

修行の必要性について6

2016年10月09日 | 道元禅師

いつも、申し上げているように、「結果だけを認めて(理解して)」

これでいいんだとしてはいけないのです。

 

道元禅師がいわれるのは確かにそうだけれども、自分ではまだ気が付いていない、

これは何とかしなきゃならないという気持ち、「発心(ほっしん)道心を起こす」

になって修行する必要があるのではないでしょうか。

 

道元禅師は自ら主人公に成って、「目は横、鼻は縦についている」 という

そのことだけを知(識)って帰って来られたのです。

 

「仏典や仏祖のお言葉の中には仏法はなかった」 といっているのです。

 

「この身今生(こんじょう)に向かって度せずんば、更にいずれの生(しょう)に

向かってこの身を度せん」

という祖師のお言葉を覚えておいていただきたく思います。