活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

一般的な宗教について

2015年01月22日 | 道のこと
動物としての人間の本能に「貪欲さ」「強欲さ」というものがある。

それを知っていた先人たちは人間の動物としての本能を理性で抑え、自分自身を律するために宗教を創った。

宗教(信仰とは別のもの) の教義に共通しているのは「快楽に溺れてはいけない」ということ。

宗教本来の目的は神の教え(真理) から目を背けず、禁欲的・克己的にそれを体現していくことであった。


本来の宗教についての道人のお言葉

1、宗教に教祖は要らない

2、世を捨て、肉を離れて天国近しとするは邪教なり

3・宗教に生きて、宗教に囚われるでないぞ、仕事が宗教なり

4・神から出た教えなら、他の教えも協力して共に進まねばならない

5・教派や教義に囚われるのは邪の教えなり

6・死後のみ説く宗教はゼロの宗教なり

7・理窟の信仰に囚われるは邪道なり

8・水の流れも宗教なり、宗教は生活なり、生活は宗教なり、裏と表なり

9・体験ないところに宗教はない

10・戒律する宗教は亡びる

11・誠の宗教には戒律はない

12・他の宗教に走ってはいけないという宗教もそれだけのもの

13・この世に自分の物という物は何一つない

14・我(が)が無くては成らず、在っては成らない道理

15・戒律あるところに必ず影を生じ、暗を生み出し、カスの残る