遠くへ行きたい

サイクリングの原点みたいなもの

「ペン立て」とイラストレーター

2007年02月17日 | バイク
 デューンさんにいただいた、エンジン部品をペン立てに使っている。
こういうメカニックな物を美しいと思うのはなぜだろうか。

 雨模様の天気なので、近頃さぼっていたイラストレーターの独習本と挌闘する。作例のポスターや地図作りを手順に従い、60ページほど進む。
レイヤーとアビアランスを理解すると、なんでも出来そうな気がする。
 線、図形、画像、文字とその組み合わせ、処理でパソコン上で組み上げていく作業は実にメカニックで、面白い。



 
 

いらっしゃいませ、まる奴どす

2007年02月16日 | Weblog
 コディアックグマのまるをご紹介します。
北海道は円山動物園から来園して数年経ちました。
約400kgのおばあちゃんですが、つぶらな瞳と前足の大きな爪が目を引きます。
 プールに腰を浸けて座るユーモラスな半身浴は「熊の湯」と表札をつけたい程。
また、ひっくり返って、両手両足を空に向けて伸ばしてリラックスする姿にお客様の足がとまる人気者です。

ふりこ細工の心

2007年02月15日 | Weblog
 「初恋」の歌詞、「ふりこ細工の心」なんとなく意味はわかるものの、もっと知りたいと思うのは自分だけではなかったらしい。

 ウェブ検索だと、いくつもの質問、回答がある。
 その中で、台湾の方が質問され、その回答がわかりやすかったでリンクさせていただく。

「ふりこ」は支点を軸に右に傾いたり、左に傾いたり、ゆらゆら揺れるおもちゃのことです。
「細工」は精巧な技術や装飾で作られたもの、という意味ですね。繊細な工芸品など。
つまり、「初恋」のようなふらふらと揺れる心の動き(告白したいけれど嫌われたくないとか、話しかけたいけれど恥ずかしいとか)を比喩した表現です。
「ふりこ」で揺れる心を表現して、「細工」で細かく繊細な(ナイーブな)思春期に心を表現しているとても詩的な比喩ですね。
 
 なるほど、わかりやすい。

生前の村下さんの対談場面も見たが、飾らない話し方でますます好感を持った。
また、歌う場面の真摯さ、プロ意識の高さを見るにつけ、46歳という若さで亡くなられた村下さんの才能(作詞、作曲、歌唱力、ギターテクニック)の非凡さを惜しむ。

マイ・バレンタインデー

2007年02月14日 | Weblog
 村下孝蔵の「初恋」をYouTubeで検索していたら、こんな胸キュンな、どっきり番組を知る。
 ケータイムービーに録画し、何度見て、くちずさんだことか・・・。
 この名曲の裏にこんな素敵な女性がいたことを知り、神様からバレンタインデーの贈り物をいただいた思いがしている。
 
 五月雨は緑色
 悲しくさせたよ一人の午後は
 恋をして淋しくて
 届かぬ思いを暖めていた
 好きだよと言えずに 初恋は
 ふりこ細工の心
 放課後の校庭を 走る君がいた
 遠くで僕はいつでも君を探してた
 浅い夢だから 胸をはなれない

尾で立つ。

2007年02月14日 | Weblog
 一番若いオスと「なかみち君」がストレス解消をしています。
写真は瞬間的に足を上げているのではなく、腕を組み合ったら、ゆっくり尾だけで立ち、強力なキック合戦をしたときの模様です。 
 60キロ以上はあると思われる体重を尾だけで支えるのには驚きます。

 この「ボクシング」の意味を検索すると、次のような説明がありました。
「アカカンガルーは両手を器用に繰り出して殴り合うボクシングを行う。特に顕著なのは発情期で、雄は雌に寄り添い交尾の時機を伺いながら、周囲から近づく別の雄を攻撃するようになる。この際、上半身を大きく見せるポンピングを行い、それでも勝負が付かない場合には殴り合いになる。これがいわゆるカンガルーのボクシングである。
 ちなみにボクシングと言われるが、蹴りもつかう。 尻尾で体を支えた両足での前蹴りで、人間ならば内臓破裂しかねない程の破壊力を持つ。」とか・・。

鴬宿梅

2007年02月13日 | Weblog
梅一輪、一輪ほどのぬくさかな。
こんな俳句があったような、なかったような?
ここ動植物園の梅園には気品ある梅の香りがただよっています。

亀さんの甲羅干し、これも休園日の静かな動物園を象徴しているようで面白い。

 蛇足ながら、「鶯宿梅の由来」をお知りになりたい方は、2005年2月4日の記事に飛んでみてください。


宇土半島一周サイクリング

2007年02月12日 | サイクリング
 今年初の宇土半島サイクリングとなる。
荷物をいっぱい積んだランドナーに慣れてきていたので、ロード自転車の軽いこと軽いこと。ペダルに足を置いただけで前へ転がっていく。

 山登りに夢中だった若かりし頃お世話になった自転車屋さんに寄る。
山登りの会の事務所がこの店の先にあり、親しくさせていただいた縁がある。
おそるおそる挨拶すると、名前も覚えておられ、感激する。30年ぶりなのに・・。
昔話に花が咲き、「では、行って来ます」「いってらしゃい。気をつけて。」と走り出す。

 少々風があったものの、時には背中を押してくれたりで、おだやかな宇土半島だった。
 足元のコバルトブルーの海に目も洗われ、遠く島原半島を望む。
いまどきの海がこんなに美しいとは知らなかった・・。

 本日の走行距離、111.10km、実乗車時間、4時間54分。途中から半袖の夏スタイルで走る。ただ、熊本市街のゴー、ストップの繰り返しに疲れる。市街地を輪行で飛んで、すっきりした走り方を楽しむほうが精神的にいいのかとも思う。
 

なかみち君

2007年02月11日 | Weblog
 午後の動物巡回をしていると、あまりにも人間的なアカカンガルーを発見。
そのまま動かないでと願いながらシャッターを切る。
 誰あろう、福岡は海の中道から来園した「なかみち君」そのひとだった。

 8600名ものお客様を記録した春の陽気の動植物園のひとこまでした。

まどろむ

2007年02月10日 | Weblog
 ストレスのかかる環境にいながら、まどろみの表情を見せるシマウマ親子。
生活環境で違うのでしょうが、シマウマの睡眠時間は1時間とか。
「動物 睡眠時間」で検索すると、そんな情報がありました。

実用自転車

2007年02月09日 | サイクリング
 赤がこれほど似合う自転車もないだろう。
左手に手紙を持ったままでも、右手ブレーキのみで前後のブレーキがかかる仕組みの巧みさ。
 荷台に便利な取っ手、どんな所でも安心して停められるサイドスタンドなど実用車は美しい。

竜門ダム、サイクリング

2007年02月08日 | サイクリング
 ひさびさに自転車に乗る。
ランドナー、エンペラー号にもろもろ積み込み、屈伸運動のあと出発。
菊池からは203号線に入り、曲がりくねった山道を楽しむ。
大体方向はわかっているので、知らない道を走ってみることにする。
坂道を下るときの風になる快感を久しぶりに味わう。
山道の急坂もぜぇぜぇいいながら、なんとか登ってしまう、これも楽しい。
ランドナーの偉大さを改めて知る。
 竜門ダムは春の陽気で、お湯を沸かし、昼食をとる。
寝転がって、日経PC21を読む・・。
雲行きが怪しくなってきた、一気に菊池市内へ。

 帰宅すると、玄関に赤い自転車が待っていた。
さっそくサドルを調整し、乗ってみる。ハンドルが大きく、体に近い。
踏み出すとどっしりしていながらも、軽く転がってくれる。
TSマーク、防犯登録も済ませた郵便自転車を廊下に上げ、ながめている。

「永遠の抱擁」記事より

2007年02月08日 | Weblog
 朝刊で胸キュンとなり、記事元を探す。
「遺骨を発見した時、われわれ全員がとても興奮しました。私はこの仕事を25年間続けており、ポンペイをはじめあらゆる有名な遺跡の発掘に携わりましたが、これほど感動したことはなかった」とのこと。

 亡くなった若い二人を葬った5000年前の人たちの思いが偲ばれてなりません。

 ※(イラストレーターに取り込み、「光彩拡散」のフィルターをかけて、自分なりに手を合わせてみました・・)で投稿したが、やっぱり不自然なので、発掘時の美しい写真に変更しました。
 

JAKUCHU

2007年02月07日 | バイク
 大宰府天満宮横の九州国立博物館へ。
「若冲と江戸絵画」を見て死ねとまで願った思いがやっとかなう。
山鹿、鹿北、八女、久留米、鳥栖と90km、3時間の物見遊山のツーリングを楽しむ。
 90ccとなったソロは余裕を持って走ってくれた。
自転車用の黄色い蛍光色のウィンドブレーカーが朝霧の国道3号線では心強かった。大型トラックの多いこと・・。

 予定通り午前10時半に着く。2時まで、こころゆくまで若冲を味わう。
入館すぐのサプライズ展示は「鳥獣花木図屏風」の現代版、動物園の剥製たちだった。

 さっそく、ながーいエスカレーターで特別展示展へ。
最初に迎えてくれるのは、ジョー・プライス氏が若冲を知るきっかけとなった、「葡萄図」。
 自分の場合、ここで、もう帰ってもいいと思った。
墨の濃淡の美しさ、ぶどうの重なり具合のかわいさ、枝、ツルの技量の確かさ・・目の前にある本物に圧倒されてしまったのだ・・知人から借りた図鑑目録の写真は何度も見ていたはずなのに。

 それからはじまる、本物の実物大(あたり前!)の江戸の先端芸術に、出るはためいきばかり、すっごーい・・。なまじ、インターネットや特集図鑑で見ていたばかりに本物の唯一さが感動を呼ぶのかもしれない。
 ガラス越しの精微な筆づかいをオペラグラスで覗き味わう「通」がいたりした。

 ※ 出口のお土産コーナーで見た屏風をヒントに、帰宅してパンフレットで卓上屏風を作ってみる。
 (これは、ネット上の画像を印刷しても個人的に楽しめます、って違法じゃないですよね?)

 

 
 
 

値千金、昭和のベル音

2007年02月06日 | サイクリング
 払い下げの郵便自転車のお話。
レトロな自転車、ジュピターを所持している身としては、郵便自転車に大いに食指が動くものの、少し遠ざかっていた。
 なにげなく、ベルを鳴らすと、もういけません・・「かっ~ら~ん」の澄んだ音に、女房子どもを質に置いても・・の状態になる。
 投稿用に動画を変換したので、本来の音がしていませんが、雰囲気をお分かりいただけると思います。
 むか~しむかし、たしかにどこかで聞いた昭和の響きに感涙する。
 

「つっ銭」の思い出

2007年02月05日 | Weblog
 つっ銭の意味がわからない人はいますか?
翻訳?すると、「おつり」のことです。
最近話題の「・・はこどもを産む機械」に、ふと高校時代を思い出しました。

 質実剛健なる我が母校は、応援団が下駄で通学していたバンカラ校でした。
その中でボクの好きな先生のひとくだりを思い出したのです・・・。
 「おなごはつっ銭ばまちがわんぐらいでよか」
ご自身の奥方のことを言われたのかどうかはわかりませんが、妙に心に残っています。
 今だと女性蔑視うんぬんだとおおごつになります。
「あまり知が勝ちすぎるとかわいくないよ、頭の良さを表に出すと損だよ」の親心なのだが、こんな風に表現できる知恵、教養に感動したのだった・・。

 ※ 絵がないとさみしいので、本日のシマウマ観察記録より。