昨日まで、弱ったそぶりを見せなかったホオジロカンムリヅルの母親が眠るようにうずくまっていた・・。
翼を少し広げ、きれいな顔をして、目が半分閉じていた。
このペアは毎年、毎年産卵し、抱卵し、子育てをし、ここから何羽巣立っていったことだろう。
腹水が牛乳瓶二本分もあり、肝臓に大きな腫瘍があったそうで、よくこの身体で・・という話を聞き、胸があつくなった。
多くの子孫を残し、野生動物の力強く確かな生命力を見せてくれた一羽のメスに心からの敬意を表すべく、最後の姿と残されたオスと9月28日にふ化した子どもの写真を載せる。
残された二羽が西の空を見やっているように見えた。
お母さん、心配しないで・・写真のようにオスとヒナが並んでミルワームをついばんでいた、時には口移しに・・・。
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最近の記事(10/29)です。