遠くへ行きたい

サイクリングの原点みたいなもの

菊鹿町、恵温泉サイクリング

2005年09月28日 | サイクリング
 
 家の垣根に迫り出した竹を切って、整理する。
一時間の竹との格闘で汗びっしょりになる。

 小休止して、午後一時からの小堺の「ごきげんよう」を見る。
ゲストの吉本多香美が面白かった。
 「転んで、顔が1.5倍になり・・・それでも自転車に乗ってます」とのどうしようもない自分の自転車バカぶりを嬉しそうに話す彼女の気持ちがよくわかる・・。
 
 久しぶりに、菊鹿町の恵温泉へ、のんびりサイクリングを楽しむ。
菊池市内から約7km、ひと山ふた山越えて、菊鹿温泉へ。
ランドナーはタイヤが太い分、乗り心地はいい。
ロードと比べて、軽快感はないのかも知れないが、ゆっくり走っても様になる魅力があるし、しばらく乗れば、それほど重くもない。

 さて、肝心の恵温泉だが、「ぬるぬるすべすべ感抜群」で、隠れファンが多いらしい。
コーヒー用に持ち帰る人もいるほど、きれいな流し湯なのだ。
さっそく、竹樋から流れるお湯を飲んでみる。うまい。

 露天風呂では近所の常連さんが騒がしい。
・・おかしい・・これだけお湯は出ているのに、あふれ出るお湯が少ない。どこか洩れているんじゃ?・・。
 それだけ、親しまれている温泉なのだろう。

 

草千里サイクリング

2005年09月26日 | サイクリング
高く、深い青空に吸われるように、阿蘇へ向かう。

カッと照っているのに、風がちょうどいい冷たさに感じられる。
空気が乾燥しているからなのだろう。
山の緑はまだ夏なのに、初秋の風が吹いている。

サドルからおしりを少し後ろにずらし、ボート漕ぎの要領で、足を前に踏ん張るように、米塚あたりの急坂を登る。なかなかリズム良く、快適だ。

平日だというのに、観光客が多い。
砂千里のヘリコプター遊覧も盛況のようだった。

中岳の煙は少ないものの、岩肌がくっきりみえる。
その地層をみて太古は海の底だったことに今更ながら驚く。

白水側に下山する。
栃木地区のかかしさんに道行く車も一旦停止して微笑んでいる。

 稲刈り前の静かな阿蘇サイクリングでした。

御船町、八勢眼鏡橋サイクリング

2005年09月21日 | サイクリング
 南に開けた段々畑には真っ赤な彼岸花が彩りを添え、たわわな稲穂の黄色とともに、秋の豊かさを誇っていた。

 山向こうの八勢(やせ)眼鏡橋は一足早く秋のたたずまいをみせてくれた。
枯れた草と一面の落ち葉は物悲しくも確かな季節の移ろいを実感させてくれた。
 石橋の周りに彼岸花があちこち咲いているのは予想外だった。
 
 自宅から31km、熊本市内からだと十数kmで、「秋」を楽しめます。
軍見坂の急坂はいつ来てもチャレンジ魂を奮い起こさせる鬼コーチですが・・・。
 

彼岸花を訪ねて

2005年09月20日 | サイクリング
 菊鹿町、番所の彼岸花を訪ねる。
山鹿市のホームページで開花状況を確認する。
NHKの朝の連ドラを見ながら、柔軟体操で体をほぐし、いざ出発。

 菊池市内を抜け、山越え、工事中のジャリ道をそーっと走り、矢谷から番所へ。
 26kmのサイクリングだった。
 平日にもかかわらず、アマチュア写真家のグループ、年配の夫婦連れなどが、今だけの景観を楽しんでおられた。
 まだ、つぼみもあり、しばらくは楽しめそうだった。
 
 途中の最近?の棚田にも彼岸花は咲いていたのだが、なぜだか胸に迫ってこない。
石組みなのだが、直線的な棚田なのだ。
ここ、番所は曲線的に組まれている。
まっすぐが組みやすいようにおもうのだが、棚田の強度の関係?とか想像してみる。
 おかげで、目にやさしい景観が楽しめる。

 久しぶりに三加和町の上板楠の石橋を訪ねる。
夏草に身を任せ、泰然としていた。
気持ちばかりの御賽銭を上げ、お堂で一時間ばかり昼寝をさせてもらう。
 
 山鹿、南関経由で玉名、石貫の「車橋と彼岸花」を訪ねる。
小学生に石橋を尋ねると、逆に好奇心いっぱいにいろんなことを聞いてくる。
黄金に輝く稲穂に劣らず、やはり子供は未来という希望の宝である。
 車橋の彼岸花はまだ、これからが見ごろのようだった。

宇土半島サイクリング

2005年09月16日 | サイクリング
 
 久しぶりに、宇土半島を回る。
戸馳島の若宮海水浴場を目指す。
自宅より、35kmで海に出る。遠いのか近いのかわからない・・・。
 
 快晴で、まだ日差しが強い。
時おり吹く風が涼しくさせてくれてうれしい。

 いつもの休憩ポイント、鳥足岬は、夏草が生い茂り、足の踏み場もない感じ。
車止めがあり、自然のままなのだが、弁当ガラが散乱し、悲しくなる。

 12時、若宮海水浴場着。
自宅より、3時間、56kmのお気に入りの海だ。
この時点では「いまはもう秋、誰もいない海・・♪」(トワエモア)

 さっそく、砂浜にご挨拶。ひざまで入ると、冷たく、気持ちいい。
iPodをポッケに入れ、イヤホンのボリュームを少し上げ、歩き回る。
 だんだん、家族連れ、カップルさんが海をにぎわすようになって来た。

 このまま、同じルートを引き返そうかとも思ったが、宇土半島を一周することにする。
御興来海岸まで来ると、正解だった。美しい干潟を見られたからだ。
 三回に一回ぐらいしか干潮に合わず、久しぶりの景観だった。

 宇土駅で汽車に乗る(輪行)ことも考えたが、最近遠乗りをしていなかったので、足を鍛えるべく、ペダルを踏むことにする。
 
 五時には、無事自宅に着く。
119kmを走ってくれた自転車の空気を少し抜いた。
 ・・・充実した休日をありがとう・・・。


県美展を鑑賞して

2005年09月14日 | Weblog
 第47回熊本県芸術祭参加行事 第60回記念県美展を観る。
「洋画」「デザイン」が県立美術館本館、「日本画」「版画」「彫塑」「工芸」が分館で展示されていた。
 9/13(火)~9/19(月)までの開催である。

 個性あふれる作品に心奪われる、あっという間の2時間だった。
いつもの展示会場についたてを設けて、よりたくさんの絵が掛けられていた。

 たくさんの感性に圧倒されて美術館を出ると、風にそよぐ何気ない二の丸公園の木々が、実に新鮮に、美しかった。
 より自然で単純なものを求めるくらい、頭の中をかき乱されたのだろう・・・。
 


「戦地からの便り」笠 秀雄遺作展

2005年09月08日 | サイクリング
玉名郡三加和町「ギャラリー蔵」で10月9日まで開催中の遺作展へ自転車を走らせる。
時間があれば、小岱山も登ろうと登山靴も積んで走る。
久しぶりのランドナーは重たい分、踏み心地がずっしりしている。

 9/5(月)の熊日新聞の紹介で遺作展を知り、さっそく訪ねる。
絵画をはじめ、散文、童謡の作詞、舞台セットなどにも興味を持たれ、多彩に才能を発揮されていた様子がわかる。

 ガリ板作りの部隊報では口絵を担当され、数センチのカットは一服の絵で、美しく、楽しい。
 三十歳の若さで病死されるまでの充実さを示すように、水彩の絵の具の色も鮮やかで、色あせていないのに驚く。よほど大切に保管されていたのだろう。

 あの挿絵をもう一回見に行こうと思う。

ブログ開設から1年

2005年09月06日 | Weblog
 
 なにかの急変があれば、一瞬に消えてしまう、ネット上の「ひとり言」のはかなさ、危うさを観念しつつ、早いもので一年が経ってしまった。
 
 新着記事を閲覧すると、1分の間に25人以上の投稿タイトルが並んでいる。
その記事に関心を持ち、読んでいただくことは、もう一期一会の世界である・・。

 台風14号の影響で、「市電とバス」帰宅となる。
終点のバス車庫までの30分は乗客は自分ひとりだった。
最前列に座り、プロのドライバーの運転ぶりに感心する。
 安全確認の後、ゆったり丁寧にハンドルを切り、じつに無駄がない。
なんだか自分もできそうな気がしてくる、そんなりきみのない運転だった。

 それぞれのバス停の乗降の確認のアナウンス(○○通過します)に、自分は終点一個前の○○で降ります、と言いそうになったが、プロの運転手さんのプライドの前に余計なことと黙っていた。
 「お世話になりました」とお礼を言って、降りる。
たまにはバスに乗るのもいいもんだと思う・・。

 写真は小国の坂本善三美術館横の鉾神社の手水舎です。





 
 
 


雲仙サイクリング 九月の巻

2005年09月03日 | サイクリング
 6時20分、自宅発。40km走る。
 8時10分、長洲着。
 8時40分、フェリー出航。

 ここまではいつもの通りだが、今回は小型だが高性能の望遠鏡を持ってきた。
遠くの漁船や、堤防の釣り客、すれ違うフェリーの様子、タンカーが近くに見えて面白い。特に、海を漂う大きなクラゲを必死に覗く。
 
 島原外港を過ぎると、いよいよ山道にさしかかる。
空気がよどんでいるのか、宇土半島がよく見えない。
涼しくさせてくれる風も吹かない。
その点は少々つらいが、変化のあるコースは楽しい。

ときおり、センターラインに短い緑のセンターポールがある。
このとき車が来るとすこし緊張する(自転車を大きく避けようとして
ガタガタとまたいでいったことがあるのだ・・)

 12時36分、仁田峠分岐点に着く。
(仁田峠は循環自動車有料道路で、自転車は通行不可らしい。)
今回はここで引き返すことにする。

 多比良港で2時半の便を待っていると、乗船誘導係りの人に、「雲仙まで登ってらしたんですか?」と声をかけられる。
サイクリングに関心のある人だったらしい。

 自転車は車より先に乗り込むので、「お世話になります。」と「お世話になりました。」「ありがとうございました」の挨拶は欠かさないようにしているのだが、ひょっとしたらこれで好印象をもたれているのかもしれない。

 阿蘇の草千里ルートより楽しめるのに、自転車で上り下りする人をあまり見かけない。
 サイクリストよ、一度雲仙まで登ってみませんか?