遠くへ行きたい

サイクリングの原点みたいなもの

取材に感銘する

2006年06月30日 | Weblog
 ラジオの取材を受ける。
打ち合わせの段階で、熱意を感じる。
こういうことを聞きたい、知りたい、こう話をつなげたいとの下調べが行き届いている。
 それぞれの疑問について自分なりの考えを伝え、二人で内容を膨らませていく。
 
 いつの間にか、テープが回っていた。
聞き手の妙なのだろう、流れるように話がつながっていく。
この放送を聴いてくれる人を想像して、いい内容にしようとの阿吽の呼吸で、あっという間の、心地良い時間だった。
 プロの目によれば、冷や汗ものの言い回しで、こりゃ使えないなと思われたことばかりだったろう。
 それも包み込んで、いい気持ちにさせてくれたのは、取材する人の熱意以外のなにものでもない。

「世界名作映画」を観る。

2006年06月29日 | Weblog
 この三本の名作がそれぞれ、五百円。
このシリーズを毎月買い揃えようと思う。

 昨日はビング・クロスビー主演の「我が道を往く」に涙する。
この映画が1944年、つまり戦争中に作られたということにも驚く。

 すっきりした明るさ、生き生きした人物像にモノクロ映画の良さを再認識する。
さあ、五百円貯金で、名作を我が手にしようぞ。

植木、正院めがね橋はあじさい橋

2006年06月27日 | サイクリング
 あじさいの青に公園全体がしっとり落ち着いている。
めがね橋はいつものように、人のぬくもりと時のながれを感じさせてくれる。

 昨日までの豪雨で、いつもは澄んだ池が濁っていた。
近くのコンビ二で買った食パンを投げると、小さい魚が信じられない早さで寄ってくる。亀も首を上げているのを発見、近くに投げる・・。

見よ、この真剣な・・

2006年06月24日 | Weblog
 「モモ」のご機嫌が良さそうなので、腕を差し出すと、毛づくろいをしてくれました。
もういいよと手を引っ込めようとすると、「まだ、終わってない、勝手に動かすんじゃないよ」と、にらまれました。 
 梅雨の晴れ間、動物園の裏側の出来事でした。

カーブミラーを磨く

2006年06月24日 | Weblog
 朝夕、シロと散歩する道に苔で曇ったカーブミラーがある。
そうだ、磨こう と思いつく。

 一度帰り、タオルと水とイスをバイクに積んで来る。
低いイスでは、届かなかった。脚立を持ってくる?
いや待てと回りを見る。刈り払われた竹がある。
竹にタオルを巻きつけ、水に濡らし、磨く。
最後にペットボトルの水を振りかけるとスッキリする。
こんなにきれいになるとは思わなかった。

 それにしても、なぜ突然磨こうと思ったかがわからない。
立てられるにはそれだけのことがあったのだろう。その思いが磨かせたのかもしれない。
 ただ、散歩のたびに、すっきり見えるカーブミラーに満足している自分がいる。

雨の宇土半島

2006年06月23日 | バイク
 石匠館で、網津川沿いの石橋のことを聞いていたので、雨に打たれながら、宇土半島へ。
 松合から県道58号線に乗り、山を越える。
 幾つもの石橋があったが、写真の上流の石橋が、上をセメントで塗られながら、見事な円を描いていた。近くの店で、名前をたずねると、猪白(いびゃく)橋とか、自信なさそう。
他の石橋は、車用にとコンクリートに覆われていた。
 
 住吉に出たので、アジサイ自然公園へ足を伸ばす。
歌碑があった。読んでも意味が通じない。気になるので帰宅後、インターネットで調べる。

 風流島(たはれじま)は、緑川の河口にあった孤礁で、裸島ともいった。伊勢物語の色好みの風流子がこの地へ来て、通りかかった輿の中の女に問ひ掛けると、女は歌を返してきた。

 「名にし負はば仇にぞあるべき、たはれ島、浪の濡衣着るといふなり 伊勢物語」
(人の噂は仇のようなもので貴公子といはれても信じられません。風流島に寄せる波は、まるで白絹の衣を着たようですが、近くで見れば濡れ衣のようなものですから。) 
 やっとわかったが、現場では明らかに説明不足。

 胸のファスナーから沁みこむほどのどしゃ降りだったが、好奇心は充分満たされた雨の休日だった。
 
  

猛暑襲来

2006年06月21日 | Weblog
 
 うだるような午後の暑さに涼しい部屋に避難する。
雨が降ってくれたほうがいいとさえ思う。

 人工保育で育った、みんなのアイドル、「モモ」。
心優しい飼育係が金ダライに水を張ってくれていた。

 見ているだけで、すずしくなる光景、「夏はこれだね、モモ」

阿蘇望橋と鍋の平

2006年06月19日 | バイク
 ポッカリ空いた休日の午後、かねてから候補に上げていた「阿蘇望橋」を探す旅に出る。

 宮地駅を過ぎ、坂梨から箱石峠を越え、左折する。一昨日の雨で大気が澄んでいて、山肌がくっきりと見え過ぎるくらい。阿蘇望橋の看板に従い、ほとんど真っ直ぐに走る。

 広い砂利の駐車場有り。前の畑は北海道並みの100m四方のでかさであきれる。マジソン郡の橋のひなびたイメージを持っていたが、スギ、ヒノキをふんだんに使った地元の気合の入った建築物だった。何種類もの鳥の鳴き声が静けさを一層強調していた。

 真っ直ぐ帰るつもりだったが、睡魔に負けそうになるし、夏至まじかなので日もまだ高い。ちょっと右折して鍋の平キャンプ場に寄ることにする・・。
 若葉の木陰で40分ほど昼寝を楽しむ。ふんわりした草地に、熟睡していた。
今の時期にここでキャンプもいいなあと思う。入村料500円なども自動券売機になっていた。電話をすれば、担当者がくるらしい。休日前の夕方から出かけても、明るいうちにテントが立てられるのではないか。星が近いとうれしいな・・・。

梅雨の晴れ間ツーリング

2006年06月15日 | バイク
 鹿北の瞑想の森の花しょうぶはまだ見頃です。
大きく重たい花を必死に持ち上げ、健気に咲いていた。

 日輪寺の湯町橋ではノミの跡を真近に見て、架橋時の息づかいを感じる。
移設の際のペンキ跡がないのがうれしい。桜やつつじの時期の美しさを思う。

 番所の棚田は田植えも終わり、石組みの土手を静かに映していた。

決勝戦に思う

2006年06月13日 | バイク
 
 トップライダーもこんな小さな時からバイクにまたがり、丘を駆けていたのだろう。見えない坂の向こうにすっ飛んで行くことは選手にとって歩くことぐらいなんでもないことかも知れない。コース状況、選手の前後の関係など冷静に見えているのではないか。二日間、もうもうと舞う土ぼこりにまみれて、そんなことを思った。
 
 両雄の一歩も引かぬ戦いがあり、アクシデントあり、2位表彰の悔し涙のインタビューも見た。それだけの練習をしてきたのだろう。すがすがしかった。
 悲喜こもごもの一日を振り返り、広い本田技研を駐車場まで歩く。

 久しぶりのモトクロス観戦、横一線のド迫力のスタートに心も震えたが、自分も好きなことに、熱く、冷静に体を動かし、充実感を味わいたい。

2006MFJ全日本モトクロス大会 公式予選を観る

2006年06月10日 | バイク
 10時前から、4時近くまで会場にいたが、ガッツある、真剣な若者たちに魅せられて、飽きることがなかった。
 コースオフィシャルに選手も観客も守られて、空飛ぶバイクを追いかける。
 あんな坂をアクセルを開けて飛ぶ度胸が信じられない。

 スタート前の緊張感がたまらない。
カウントダウンが始まると、「雄叫び」を聞く。
パンフレットの解説を読むと、「自らの緊張感を解き放つため」とある。

 昼休みには、パドックを見て歩き、出店の焼きそばを持参した折りたたみイスに座り、いただく。
 明日は空模様があやしいが、また「勇者」たちを見に行こう。


 

雲仙サイクリング 6月の巻

2006年06月06日 | サイクリング
 年休を取り、雲仙120kmの旅へ。

あわただしく、シロを散歩にせかせる。ゆるせ、シロ。
自宅から植木、玉名、長洲へ。7時45分出航。もうカモメはいない・・。
 
 多比良から一路島原へ。
時計を見ると、8時半、調理場で餌を準備している皆の姿が目に浮かぶ。

 島原外港に寄り、帰りのフェリーの時間を確認する。
 
 さて、いよいよ17kmの登りだ。
いつもの店で軽食を選んでいると、裏がにぎやかだ。近所のおばちゃんが「エル」にお菓子で、おすわり、おあずけを調教中。自分も加わって遊ぶ。

 木漏れ日に、自転車を止め、のどを潤す。涼しい風に生き返るようだ。この野生の充実感が自転車の魅力なのかもしれない。

 雲仙温泉街から、島原外港へ、40分で一気に駆け下る。
 初めて、「九商フェリー」を利用する。
日陰で待ってて下さい、誘導係りに言っておきますからとか、自転車の固定にもクッションをあてて大切にしてくれる。
 本人にしてみれば日常の仕事なのだろうが、プロのきっちりした仕事が、旅人に安らぎと会社への好印象を与えていることを自分も心したい。

 ブリキの水鉄砲。
お店のおばちゃんがどこから水を入れるのかしら・・
これはですね、引き金を引いたまま水につけ、引き金をゆるめ、吸わせるんですよと教えるものの、納得いかない様子。すぐ、使い方を思い出した自分にも驚くが、男の子なら、みんなこれで遊んだもの。
さっそく帰って試す。一回吸わせれば、10回は水が出る、これはすごい・・・。
 

鍋ヶ滝サイクリング

2006年06月05日 | サイクリング
 往復101kmのサイクリングの記録です。
菊池神社を横に見て、R387を登る。立門橋で小休止。

 兵戸峠を目指し、無理せず軽めのギアで、走る。
手袋を取ると、手の甲にきらきらと汗が光っている。しかし、手のひらにも汗をかくのでハンドルがべたつく、やはり手袋は必要か。

 上津江フィッシングパークで小休止、釣りを楽しむ一家族あり。右手に全長90mの水の滑り台が見える。浮き輪の貸し出しもあるらしい。童心に返るにはいいかも。

 ここからは、下りで快適に走る。近道の県道12号線の山道へ。二つ目の大橋を渡り、4kmの登りが続く。杉ノ平トンネルを抜けると下りとなる。2km走ると、坂本善三美術館へ。ここへ来るといつも隣接する鉾納社の夫婦杉を見上げる。その枝ぶりの天衣無縫さに心が軽く、明るくなるからだ。

 ここから、2kmあまりで鍋ヶ滝入り口へ着く。
 山道を下りると、水しぶきが舞っている。マイナスイオン全開だ。
滝の裏へ回ると上からぽたぽた水が落ちてくる。これもよし。
 対面の巨岩に乗り、裸足になり、リラックスする。
 ゾウムシが動いている。豪快な滝と小さい生命、同じ空間で生きている。

 滝に合わせて、首を振ると水が止まって、落ちていく。これは面白い。
次に目玉だけ動かすことを思いつく。さらに、首を横にして、目玉を動かすと、目の健康運動になる。ゾウムシが笑っている気がする。

 上津江まで帰ると、雨が落ちてきた。涼しいのだが、こりゃいかんと、バス停で雨宿りを楽しむ。
 兵戸峠を越えると、路面が濡れていない。上津江はマイナスイオンに包まれていた・・。