今年ももうすぐ終わり。
そろそろ一年のまとめについていろいろ書かないといけない時期ですが、今日はマンガの事でも。
継続して読んだり単行本を買ったりしている作品は以前にも書いたことがあるので、今回は今年新しく読み始めた・読んだ分を少し紹介しようと思います。
篠原健太 著「スケット・ダンス」
最新巻は21巻。
少年ジャンプで連載されてるギャグ漫画ですが、連載開始は2007年。
俺は今年まで全然読んだことがなかったんだけど、ある日立ち読みしたジャンプで「まんが道」のパロディキャラが出ていて(18巻156話)、それでふと目に留まり…。
「あ、このギャグマンガ面白い!」とついつい買いそろえてしまいました。
どちらかというとメタフィクショナルなギャグが俺のツボです。
諌山創 著「進撃の巨人」
最新巻は6巻。
会社の知り合いに薦められて読み始めたんですが、決して上手いとは言えない絵を補う線の勢いが良いですね。
立体機動のスピード感や、たまにハッとする構図があって面白いです。
ストーリーは、謎だらけの序盤に興味を惹いたもの、3~4巻あたりは「デビルマン」を目指しているのか?という話で若干関心が減り、5~6巻はまた面白くなってきた気がします。
続きは気になりますね。
羽海野チカ 著「3月のライオン」
最新巻は6巻。
心を閉ざしがちな少年棋士が、周囲の人との交流を経て次第に色々なものを取り戻す…という話。
以前に「ハチミツとクローバー」を読んでいたので、その作者の最新作ということで興味はあったのだけど手を出していなかった作品。
でも評判が良いようなので買って読んでみたら…、良かったです。
強固なATフィールドを抱擁するかのようなあたたかさのある話というか…、例えがよくわかりませんねw
荒川弘 著「銀の匙」
最新巻は2巻。
ガンガンで「鋼の錬金術師」が終了して、次はサンデーで農業漫画。
実家が酪農家という作者らしいテーマの作品ですが、どうも農と聞くと「もやしもん」を思い浮かべてしまう俺。
あちらはすっかり発酵ウンチク漫画ですが、こちらは農家や農業の実態体験漫画といった風情。
リアリスティックな部分は勉強になります。
宇仁田ゆみ 著「うさぎドロップ」
全9巻。
「ノイタミナ」枠のアニメ版を観て、「これは良い話!」と思い原作漫画を購入。
アニメは主人公が引き取った女の子・りんの小学校までで終了したけど、原作は高校生編まであります。
物語の結末として、これでいいのか?と思わなくもないけれど、中のキャラクターがこれで幸せならそういうのもアリなんだろうかなどとも思ったり。
まあ複雑だけど、子供編は特に手放しで良い作品だと思います。
中村光 著「聖☆おにいさん」
最新巻は7巻。
ブッダとイエスが下界でバカンス(立川のアパートで)というシュールすぎる設定のギャグ漫画。
何もかもがシュールすぎて笑えますw
特に1巻は笑い死にしそうになったけど、このノリでいつまで続けられるのかなあ?w
仏教やキリスト教についていろいろ知っているとすさまじく面白いですが、こんな宗教をネタにしたようなギャグでも、不敬とは思えないさわやかさが好き。
漆原友紀 著「水域」
全2巻。
水を通じて描かれる過去と現在の繋がりの物語。
上下巻の長編なので、同じく少し奇異な世界を描いた「蟲師」の1話完結のテンポとは違い、もっとじっくりその世界が描かれていきます。
人や土地の記憶といった、この作者ならでは情緒が良いですね。
こうの史代 著「この世界の片隅に」
全2巻。
2006年から2007年に連載された作品で、元々全3巻で出ていた単行本が前後編の全2巻になって今年再発売。
「夕凪の街 桜の国」が良かったのでこちらも読んでみましたが、期待を裏切らない出来栄え。
大戦中の呉を主な舞台に、主人公すずの暮らしが描かれますが、厳しい時代と優しい人々の話が心に訴えてきますわ。
読んで良かったと思える作品。
呉・広島を舞台にした作品として真正面に厳しさを描いているし、当時の人々の暮らしぶりを描いている点でも勉強になります。
今年新規で読んだ作品はこんなところですかね。
思ったより少ない気がするけど、これとあわせて継続中のマンガを買い続けていることを考えれば、そこそこの数は読んでいるような気はするのだけど。
まあでも雑誌派ではなく単行本派なので、やはり目にする作品の数には限りが出てくるかな。
来年も良い作品に逢えるようにアンテナを立てていきたいと思います。