カフェ、やりたいなあ。
そんなふうに思うことはありませんか?
普段のお仕事に疲れて
ふらっと入ったカフェで
美味しいコーヒー飲んで
静かに息を吐いて
周りに目をやると
思い思いに寛ぐ人の優しい表情
親しげに顔を寄せてヒソヒソおしゃべりするカップル
忙しく働きつつも生き生きしているマスター
カフェっていいなあ
カフェやってみたいなあ
コーヒーは大好きだし
ケーキも作るの得意だし
お客さん対応も自信あるもんね
内装は大好きなミッドセンチュリーで
カップとソーサーはどこそこの窯で
出店するのはあの街かな、あの駅かな
なんて、楽しい妄想のひととき
ただ、シビアな話ですが
そんな妄想を抱く人の中で
実際に店を開いてそれを10年経営継続できる人は
割合にしてわずかです。
その、希少な存在のうちの一人
横浜は白楽にある超人気店のマスターが
カフェ開業指南をしてくれています。
それがカフェラボです。
10年ほど前、横浜に転居して数年後ですが
隣町に面白い店があるらしいという情報を
夫が見つけてきました。
マスターとお前同い年で同じ大学らしいぞ、っていうので
まさかと思って卒アル見たらしっかり載っていらっしゃいました。
普段の接客はとてもジェントルで声も優しいのですが
閉店後に月イチで開催される弾き語りは超絶パワフル
その後お近づきになるにつれ、圧倒的なバイタリティに打ちのめされ
大ファンになってしまいました。
数年して始めた、カフェ開業指南のブログは
マスター曰く、社会貢献の一貫なのだそうです。
何百冊も経営に関わる本を読み漁り、有名店へ修行に行き、専門学校の門を叩き、
マーケットリサーチをして、設計士とやりあって、
そうして得た「メソッド」を後進へ惜しげなく伝えようというもの。
そこから派生した「カフェラボ」は
マスターと、同じく個人事業主である2人の3人が運営するオンラインサロンです。
今日は、毎月1回のスタッフミーティング(わたしはいつも書記として参加)を
クラブハウスの試験配信にしてみました。
設定にあたふたしたりして、本当に「試験」だったけど
声での気軽なやりとりはなかなか面白かったです。
カフェラボ、全国に会員がいらっしゃるので
わたしはいつか北海道から順番に南下して
全ての会員さんのカフェにお邪魔したいなあと思っています。
夫は珈琲を淹れるのが上手だし
わたしはお菓子をそこそこ作れる(13年通っててそこそこかよ、と師匠に怒られるな)ので
カフェやっちゃいなよ、とよく周りに言われます。
楽しそうだなあ、とは思います。
ただ、マスターを見るにつけ思うのは
私たちには同じことは到底できない、足元にも及ばない、ということです。
カフェラボは、「カフェやりなよ、簡単だよ、教えてあげるよ」っていうんじゃなくて
「カフェやるって覚悟がいることだよ、もし覚悟決めたんなら全力で応援するよ」ってところです。
わたしはサラリーマンですがこれといって面白い仕事をしてるわけではありません。
あ、そうは言っても時々は面白いことはあります。
だけどやっぱり、時間を切り売りしてる、の範疇を超えません。
ただ、それをぶっちぎって、起業する才覚があるんだろうか、
でも、じゃあ、定年まで勤めたとして、
その後の人生どうするんだろうか、
など、グルグルします。
そろそろグルグルしてる場合でもないんですけどね。
カフェラボの書記をしながら、そんなことを考えています。
一応宣伝もしときます。
www.cafelabo.net