自分のパソコンで夢中になって遊んでいて、ふと
窓の外に目をやったちびくまが、
「お母さん、見て、まっくろだよ」
真っ黒って、何が?・・・と思って外を見ると、外はすでに真っ暗。
秋の陽はつるべ落としと言いますが、ついさっきまで向かいのスーパーの
明るいベージュの壁に西日が反射してきれいだったのに。
「ほんと、もう真っ暗になっちゃったね。秋になると、お日様が
出ている時間より、お日様が出ていない時間のほうが
長くなるから、夜になるのが早いんだね」
さりげなく「まっくら」にポイントをおいて
しゃべるのは、彼が小さいころからしてきたことです。
彼が言い間違ったときに「それは違うよ、こう言うんだよ」と
わざわざ指摘するのは「失敗感」を植えつけるので逆効果。
でも、彼が違いを聞き取れる程度にはっきりと発音します。
べらべら長い説明をするのは自閉っ子には逆効果、ということも
すっかり有名になりましたが、息子が何かに興味を持ったときには
こうして少し説明がましい台詞を付け加えてみたりするのは
最近心がけていることです。
彼の場合、あれほど文字が好きなわりに、文章を読んで知識を
身につけるのが難しいので、こうしたやりとりの中で知識の断片を
残していけば、いつの日か彼の中でパズルがぴったり合うことが
あるかもしれない、と思っています。
「そうか~、お空がnavy blueになることは、『まっくろ』じゃなくて
『まっくら』って言うんだね」
なんだか不思議な納得のしかたをしている息子なのでした。
窓の外に目をやったちびくまが、
「お母さん、見て、まっくろだよ」
真っ黒って、何が?・・・と思って外を見ると、外はすでに真っ暗。
秋の陽はつるべ落としと言いますが、ついさっきまで向かいのスーパーの
明るいベージュの壁に西日が反射してきれいだったのに。
「ほんと、もう真っ暗になっちゃったね。秋になると、お日様が
出ている時間より、お日様が出ていない時間のほうが
長くなるから、夜になるのが早いんだね」
さりげなく「まっくら」にポイントをおいて
しゃべるのは、彼が小さいころからしてきたことです。
彼が言い間違ったときに「それは違うよ、こう言うんだよ」と
わざわざ指摘するのは「失敗感」を植えつけるので逆効果。
でも、彼が違いを聞き取れる程度にはっきりと発音します。
べらべら長い説明をするのは自閉っ子には逆効果、ということも
すっかり有名になりましたが、息子が何かに興味を持ったときには
こうして少し説明がましい台詞を付け加えてみたりするのは
最近心がけていることです。
彼の場合、あれほど文字が好きなわりに、文章を読んで知識を
身につけるのが難しいので、こうしたやりとりの中で知識の断片を
残していけば、いつの日か彼の中でパズルがぴったり合うことが
あるかもしれない、と思っています。
「そうか~、お空がnavy blueになることは、『まっくろ』じゃなくて
『まっくら』って言うんだね」
なんだか不思議な納得のしかたをしている息子なのでした。