雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

突然の親離れ

2007年04月12日 | 楽しい学校生活
ちびくま、小学校生活の6年間はドアツードアの
バス通学でした。
バスに乗るところまでは私が送り、バスには添乗員さんが
乗っていて、学校では障担か介助の先生が出迎えてくれます。
つまり、ちびくまが通学のために単独行動することは
ありませんでした。

でも、これからは校区の中学に通学することになるので、
通学バスはありません。徒歩での通学になります。
幸い、我が家から中学までは徒歩5分。
また、6年生の3学期に私が入院していたため、
訓練センターに週1で自力通所する経験を積んだおかげで、
この距離程度の単独行動にはまず問題がないであろうと
私にもちびくま自身にもすっかり自信がつきました。
(これがホントの「怪我の功名」?)

今日からの通学を自分1人で行くのか、しばらく私が
付き添うのかを息子と相談すると、彼は
「きょうはおかあさんといっしょがいい。あしたからは
 1人で行きます」
と答えます。なにもかもが新しい経験である彼にとっては
たった1日でも母が一緒に来てくれることが支えになるのだろうと
思って、
「わかった。じゃあ、今日は一緒に学校まで行って、
 校門のところでバイバイしようね」
と答え、私も家を出る用意をしました。

ところが、時間になり、一緒に玄関を出ようとしたところで、
ちびくま、急に
「ちゃんと1人で行けるよ」
と言い出しました。
「え?1人で行くの?お母さん一緒に行かなくていいの?」
と確認すると、息子は
「はい。おかあさんいっしょにいかなくていい。1人で行きます」
と答え、
「じゃあ、いってきま~す」と駆け出しました。
「あ、いってらっしゃい。気をつけてね!」と後ろから声をかけると
「は~い」

通学路を見晴らすマンションの廊下から見守っていると、
小走りに学校まで駆けていくちびくまの姿が見えました。
取り残された私は、しばしボー然。


ああ、こうやって子どもは巣立っていくもんなんですね。


さて、中学での第2日を終えたちびくま、
「きょうもがんばった~!K先生、とってもやさしいよ~!」と
ニコニコ顔で帰ってきました。
明日からは給食も始まります。

学校では多分精一杯頑張っているのであろうちびくまのために、
しばらくの間、家ではいつも以上に「のんびりまったり」ムードで
いこうと思っています。