雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

離任式

2007年04月04日 | 楽しい学校生活
今日は離任式。M小から退職・転任される先生方とのお別れの式です。
卒業式は3月に済ませましたが、この日が、ちびくまにとって
M小での最後の行事になります。
当の本人は私が説明するまでもなく、「おかあさん、きょうで
M小は最終回だね。バスも最終回だね。ぼくは中学生になって
歩いて学校へ行くから」と前日から何度も繰り返し、
すっかり納得している様子です。

卒業式のときは私も病院から帰ったばかりで何の用意もできなかったので
今回はこれまでお世話になった通学バスの添乗員さんや
介助の先生たちにちびくまはお手紙を書きました。

朝、最後の通学バスでちびくまを送り出してから、私も車に乗って
学校へ向かいます。

この春は、校長先生が定年退職。
ちびくま1年生のときの交流担N先生、2年生の交流担I先生、
6年生の体育担当だったA先生、直接の担任ではなかったけれど
交流学年の担任でちびくまが大好きだったK先生とS先生、
それにちびくまの就学担当だった障担H先生が転任。

介助の先生たちも、6人が転任、4人が退職、という
大きな動きで、これでもうM小にちびくまをよく知ってくれている
先生はほとんどいなくなってしまいました。

でも、この春から障碍児教育センター校がM小から我が家の校区の
F小に移設されるのに伴い、障担H先生と、5人の介助の先生は
F小への転任になります。
学期に1~2度小中交流でF小の障碍児学級と一緒になる予定の
ちびくまにとっては、むしろよく知っている先生が
地元に沢山増えたということで喜ばしいことかも。

体育館での離任式が終わった後、保護者有志も加わって
毎年恒例の「障級だけの離任式」も終わり、
障級保護者会から校長先生に花束を渡して、ちびくまは
校長先生とのツーショット写真も撮ってもらいました。

さて、通学バスの発着場に入ってきたバスを見て、
ちびくま、たちまち相好を崩します。
「やった~、あえてよかったねえ。いっしょにしゃしんとって
 もらおうか

朝、「運転手さんや添乗員さんと一緒に写真撮ってもらう?」と
訊くと、「いい。撮ってもらわない」ときっぱり言い切っていた
はずなのに。

見ると、今日はいつもと時間帯が違うので、ちびくまのバスを
運転しているのはピンチヒッターの運転手さんだったのです。
実はこの運転手さん、いつもは市の福祉バスを運転していて、
ちびくまたちはこれまで何度も遠足のときにお世話になって
きました。

車好きで人懐っこいちびくまは、「運転手さん」たちからは
特に可愛がってもらっていましたが、この人も、どこであっても
「お~い、ちびくまくん」と声をかけてくれる、ちびくまが
大好きな運転手さんの1人だったのです。

朝のあっさりぶりはなんだったのと思うくらいニコニコ顔で
「いっしょにしゃしんとってください」と自ら運転手さんに
申込みに行ったちびくまのお望みどおり、通学バスの前で
ツーショットの記念写真を撮らせてもらいました。

・・・いつもの運転手さんが見てなくてよかった・・・

その後は大好きな介助の先生たちともツーショット写真を撮って
もらってお別れを惜しみ、ただただ慌しかった卒業式とは違い
やっと「これでM小とはお別れなんだなあ」と私もしみじみ。

そんな私の思いはよそに、帰りの車の中ではちびくまは
「さあ、来週からぼくは中学生だね~。中学に行っても頑張るよ」と
すでにこれからの中学生活へと気持ちが向かっているようでした。