雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

画鋲事件・その3

2006年04月27日 | 時には泣きたいこともある。
さて、また一夜明けた土曜日(22日)の朝、障担からメールが届きました。
「昨日、この度の件について会議がありました。その結果を
 お家の方にご説明するため、午後、校長がお宅にうかがいたいと
 言っています」

そんなこと急に言われても、他人様に入っていただけるような
家の中ではありませんからして・・・
そこで、午後の教育大の訓練の帰りに、学校へ伺うので
そこでお話を聞きたい旨、電話で連絡しました。

その頃にはだいぶ私の気持ちも落ち着いてきて、少し客観的に
いろいろなことを考えられるようになりました。

息子はどちらかと言うと遅れがあることがはっきりしていて
周りの子どもたちからはかばってもらうことがしょっちゅうあります。
息子を知る人たちからは、「人から可愛がられやすく、反感を買いにくい、
得なタイプ」と言われつづけてきました。
息子の学年は息子と同じようにふんわりおっとりした雰囲気の子どもが
多く、息子には常に大人が一緒にいることもあって、
私の心配に反して、これまでからかわれたり嫌なことを言われたり
することすらありませんでした。

それが一足とびに「画鋲」。
なんだか今度のことは「息子に対する反感の表れ」というよりも
思いついていたずらをするときに、先生や親に言いつけたり、
犯人探しをしたり、仕返しをしてこない相手を選んだら、それが
たまたま息子だったんじゃないか、というような気がしてきました。

もちろん、彼(または彼女)のやった事自体はとても許せることでは
ありません。でも、6年生にもなって、こんなことをして結果がどうなるか、
そんな思慮すらない様子に、仲間が言ってくれたように、これはその子自身の
心の問題、その子が発するSOSでもあるのではないかと思うようになりました。