雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

いかなご

2006年03月28日 | adorably autistic
私の出身地・神戸の春の風物詩と言えば、「いかなごの釘煮」です。
いかなご、という小さなお魚をしょうゆ、みりん、ザラメ、しょうがで
炊いた佃煮で、神戸のおばちゃんなら春には必ず作るもの。
2月の下旬から3月にかけて、神戸近辺のスーパーやホームセンターでは
「いかなご」コーナーが出来、佃煮用のでっかいアルマイトなべが
並んだり、定番の調味料がセットになっていたりします。
魚屋さんやスーパーの魚売り場には「今年は○月○日解禁」の
張り紙がされ、昼網の入荷をまつおばちゃんたちの行列が
できたりします。

1人で何キロも炊いて、一族郎等に送りつける人も多く、
この季節には運送業者さんが「いかなご便」なんてサービスも
はじめるくらいです。

今年も我が家にも私の実家から今年の第1便が届けられました。
これが来ると、「ああ、春だなあ」という感じがします。
息子のご飯にのせてやると、大喜びで食べました。

さて、今日の夕方、息子と2人で向かいのスーパーへ買い物に
行った時のこと。

それまで私について歩いていた息子が「あっ」と小さく叫んで
魚売り場に走っていきました。
私は「何か気になるもんでもあったのかなあ」と思いながら
別のものを買ってから、息子を探しにいきました。

そこには、魚の冷蔵ケースの前で嬉しそうに踊る息子の姿が・・・。

実はこの「いかなご」の宣伝ソング、というのがありまして・・・
魚売り場のいかなごコーナーにわざわざテレビデオを置いて
この宣伝ビデオが流れてたんですね。

広告のジングル、とか、宣伝ソング、とかはもちろん
人の耳に残るものでなくては意味がないのでしょうが

それに人一倍反応してしまう、わが息子。

ちなみに、今回の歌はこれ
この季節、あちこちのスーパーで流れています。