雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

ミャンマー語

2006年03月15日 | Wonder of Autism
「おかあさん、ミャンマー語で『ありがとう』は
 なんていうの?」
突然息子に訊かれました。

「ミャンマー語…?ごめん、おかあさんわかんない。」
「あれ~、おかあさん、☆●×△#@¢っていうんだよ」
…息子よ、母は君のような器用なのーみそを持ってはいないのだ

米国から帰国して6年が経っても、いまだに「なんちゃって
バイリンガル」状態の息子、
「これは英語でなんていうの?」と訊いてくるのは日常的ですが
最近はそれに「ドイツ語で○○は?」「フランス語で△△は?」
「スペイン語では?」「イタリア語では?」「ハングルは?」
とバリエーションが増えてきました。

そのほかにも
「おかあさん、ガーナではなに語をしゃべってるの?」
「スワジランドは?」
「シンガポールは?」
…この子に付き合っている限りぼけないような気がする…。

日本語も年齢相応にしゃべれない(はっきり言っちゃうと幼稚園児にも
負けている)うえに概念理解の極端に弱い知的障碍を持つ息子が、
これほど世界には様々な国があることと多言語の存在を
すんなりと理解し、興味を持っているというのは不思議な感じがするのですが

「この世」の存在に気がついた頃に2重の文化に接し、
「ことば」を使うようになったときに2つの言語に接していた、という
彼の生い立ちが関係しているのでしょうか。
それとも、自閉っ子のもつカタログ的知識への興味の強さから
きているのかしら。

ちなみに、息子が「ミャンマー語」を仕入れたのは
どうもこのCMからのようです。
やっぱり、耳はいいのね。