おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

藪蕎麦宮本

2012年02月25日 | 蕎麦
先日、精神的エネルギー補給のため
敬愛して止まない「藪蕎麦宮本」さんを訪ねました。
「蕎麦を喰う」といいましても
こちらの蕎麦はお味もお値段も一級品。
本能に任せて食べていると
お昼っからエライことになります。
なので、特別な日に訪れることにしております。
記念日でもなんでもないですが、
繁忙期を乗り切る自分を鼓舞する、
という節目の日。
いざ、静岡県島田市へ。


家の掃除をしていたら出遅れた!
11時半の開店に対し12時10分到着。
空席を待つのは今回が初めて。


このお店は撮影一切禁止です。
なので私の描写でご勘弁下さい。



冷や酒

まずは蕎麦味噌と塩で一献。
このお酒は本当に透明感がある。
引っかかりが全くないけれど
つまらないわけではないんです。
銘柄は教えてくださいません。
知りたい。。。


鰊の棒煮

1週間かけて炊いたという鰊。
私は「うまい」鰊に目がないのです。
「うまい」ってところが重要。
世間に出回る鰊はうまくないものが多いです。
私が作るのも含めまして^^;
宮本さんの鰊はかなりしっかり目の味付けで
酒飲みの心を鷲づかみにして離さない味。
滋味深いなぁ。



穴子の天ぷら

池之端藪の流れを汲む
天かすをハラハラ散らしたような天ぷら。
江戸前だけに胡麻の風味も高いです。
こちらに給ざれる塩はヒマラヤ岩塩かな?
ほんのりピンク色をしています。
穴子の質もよく非常に美味しい。
満足満足。



胡麻だれ蕎麦

通常のざるを胡麻だれでいただきます。
胡麻だれ、奥深くて旨い。
ドロドロしすぎず薄すぎず。
絶妙なバランスの上に成り立つ汁。
いいですなー。



手引き蕎麦

一日数量限定の手引き蕎麦。
繊細な麺の表面に無数の星が見られます。
香りは上品ながらもしっかり鼻に抜ける。
でも、茹でが今回、?でした。
汁は潔い辛汁で文句のつけ様がありません。
蕎麦湯を注ぐとフワッと出汁の香りが広がります。



おかめそば

新年から2月一杯の季節限定蕎麦。
かけ蕎麦に椎茸のうま煮、ゆば、
かまぼこ、だし巻玉子、菜の花が入ってます。
出汁には椎茸の香りと旨味が移り濃厚。
でも、、、やはり蕎麦がゆるい。


お酒2合と蕎麦前、蕎麦で〆て9,000円弱。
いつもは、これだけ旨ければ当然の対価、
と思って納得しているわけですが(腹5分目ですけど^^;)
今回は少し印象が異なりました。
何故か…厨房の喧騒が半端ではなかったから。
何かあったのだろうか…と気になって気になって。
もちろんハイレベルのお味だったんですが
落ち着かない、という点で残念な感想。
バタバタが蕎麦の茹でにも表れていたのかな?
(女将さんも「仕込みが間に合ってなくて…」と仰ってました)
次回に期待したいと思います。
ご馳走さまでした。


藪蕎麦宮本

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