おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

青い森紀行2017/AL CENTRO

2017年10月16日 | 和食
青森市内も雨がシトシト降り続け
空は鈍色に染まっております。
そんな寒々しい環境に身をおいても
今から始まるディナータイムを思えば
「Singin’ in the Rain♪」
なんて歌い出したくなります。
そう、この日のディナーの舞台は
昨年忘れられない思い出を作ってくださった
Cucina Italiana AL CENTROです。


かなり前から予約をし
お任せコースを頼んでおりました。
シェフと1年ぶりの再会を果たし
まずは泡もので喉を潤わせます。
ここから一皿につき
ワイン一種をペアリング。
昨年の経験からお料理全てに
ピタリと合わせてくれると分かっていたので
完全にお任せいたしました。
写真は全く撮っておりません(笑)



ブーダンノワールのコロッケと
鴨のスモーク・ブラッドオレンジのピュレ
自家製ピクルスです

塩がしっかり効いて
どれもワインを誘って仕方ありません。
アルチェントロに来たんだな〜って実感^^



大間のマグロのパン粉焼き
青森県産アスパラのソース

分厚く切ったマグロに
極々細目のパン粉をつけてカリッと。
中心部のレアな状態の旨味と
火が入ったあたりの旨味がそれぞれ異なり
コントラストを楽しませてくれます。
アスパラのソースも塩梅グッド。



蝦夷鮑の肝ソース

鮑の魅力を余すところなく楽しませる一皿。
磯の香りを凝縮した肝ソースが美味しいこと。
鮑の火入れもベストな状態でした。



パンとオリーブオイル

グリーンアップルのニュアンスを感じるオイルでした。



うさぎのインボルティーニとささげ

うさぎの肉をくるくると巻いて火入れし
スライスにしたのがインボルティーニ。
巻き込んでいたものは忘れました^^;
二種の肉の旨味が口内に広がります。
サラミが淡白なインボルティーニに塩分と脂を与え
これまたワインを誘うんです。
ささげ豆の味わいも濃厚でした。




鰺ヶ沢の金鮎のリゾット添え

鰺ヶ沢の金鮎の肝や頭などを全て入れたリゾットと
鮎のグリルを握り寿司のように合わせてあります。
ほろ苦い肝や旨味をたっぷり吸ったリゾットが美味。
パリッと焼いた鮎が食感と味わいを引き締めてくれます。




岩木山山麓の「嶽きみ」のカッペレッティ

契約農家直送のブランドとうもろこしの嶽きみ。
甘さだけでなく旨味が強いこの嶽きみに
イタリアのウォッシュチーズ・タレッジョを合わせ
手打ちパスタのカッペレッティで包み込んでます。
上からはざっくり削ったトリュフとトリュフオイル。
不味くなる要素が見当たりません。
トリュフオイルも自家製なので
付け香っぽい不自然な感じは皆無ですよ。



青森産短角牛のグリル

ありきたりな表現ではありますが
噛めば噛むほど旨味がほとばしります。
これなら300グラムは行けそうです。



桃とパンナコッタ

飲み助のツボを押さえたドルチェ。
これと合わせるのはやはり…



レヴィのグラッパ♪

嗚呼、ヴォーノ極まりない。



お店にお邪魔した時は
千客万来で声をかけるのも申し訳ないほどでしたが
帰り際には厨房も落ち着いて
ご挨拶に来てくださいました。
っていうか、ワインは全部シェフが選び
サーブまでしてくれるので
何度も会話はしているんですけどね。
この日は雨降りとあって
アルバイトさんを車で送迎するらしく
一緒に飲めないと残念がってました(笑)
名古屋に絶対来ると宣言していらしたので
そのうち来てくださるでしょう。

気軽に行ける距離ではありませんが
まるで青森物産展のように
青森の幸目白押しのイタリアンは
ここでしかいただけません。
そして奇を衒わず素材を活かし切る
シェフのセンスが私は大好き。
ワインのセレクトもツボです。
これは再訪するしかありませんね。


きっとまた来ます!
葛西シェフ、ご馳走様でした〜!



青い森紀行2017/八甲田山〜奥入瀬渓流再びへ続く

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