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おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

九州夏巡業2018/唐津の朝は「豆腐料理かわしま」で

2019年07月12日 | 旅(国内)
お久しぶりでございます。
またまたご無沙汰してしまいました。
テーマとは全然関係ない話ですが
昨日は豊橋まで割烹の助っ人で遠征しました。
その帰りに見た酔っ払いの印象が衝撃的で…(私はシラフ)
酔っ払いの生態ウォッチングを続け
言動の不可思議さに神秘すら感じました。
一部始終を書きたいところですが
私の文筆力ではあの神秘を表現しきれない気がしますので
ネタに困ったらそのうち書きます(笑)
しかし凄かった!


さて、つく田さんの翌朝に戻りましょう。



唐津での朝食に是非ともオススメしたいのが
川島豆腐店さんが営む「豆腐料理かわしま」。
川島豆腐店は江戸創業の老舗豆腐店です。
こちらのお豆腐がコース仕立てで味わえる朝食は
非常に高い満足度を約束してくれます。
前回もお邪魔しまして大満足だったため
今度はフルコースの2500円コースをお願いしました。
ちなみにお席はカウンター10席のみでして
8時〜、10時〜の一斉スタートのため
完全予約制で提供されています。
この日は10時にお願いしました。



おから炒りと豆乳

豆乳と豆乳を取った後のおから。
二つで一人前みたいな面白い取り合わせ(笑)
大豆の風味をダイレクトに感じられる豆乳が美味しいのはもちろん
豆乳を絞った後のおからも風味が損なわれていません。
美味しゅうございました。



豆腐の味噌漬け

これには日本酒が欲しくなりますが
運転を控えているため我慢。



ざる豆腐

8時のできたてからやや脱水し
豆の味があらわになってきた10時の豆腐。
こちらはおかわり自由です。
何もつけなくても非常に美味。
3回ぐらいお代わりしました。




お刺身

玄界灘から届くお刺身盛り合わせ。
唐津焼の器も素敵ですね。



焼き魚

こちらも日本酒を欲する味わい。
もう我慢の限界です…我慢するけど。



厚揚げ

揚げたてでエッジキレキレの厚揚げ。
歯に入れるとパリッと音がし
中からはフワッフワのお豆腐が現れる幸せのコントラスト。
香ばしさと豆腐の甘みのコントラストも好ましいです。
こちらもお代わりでき、もちろん遠慮などしませんでした。


豆腐のお味噌汁

お味噌は地元唐津のもの。
優しい仕立てです。



うずみ豆腐

豆腐と蕎麦米の雑炊です。
サラサラといつまででも飲めそう。



香の物



豆乳プリン

箱入の豆乳で作ったものとは別物です。
私め、箱入りの豆乳が飲めません。


非常に美味しゅうございました。
次回訪れる際は夕方から営業される
「日本料理会席かわしま」にお邪魔したいわ。
場所は同じくして内容が変わります。
唐津に連泊しなくては・・・
ご馳走様でございました。

川島豆腐店HP




さて、旅も終わりに近づき
福岡方面へと向かいます。



博多だるま

ワケあって避けられないラーメン道。



刺激的な豚骨フレイバー

私的にラーメン道は険しい・・・




太宰府天満宮に寄って梅ヶ枝餅を買い

都久志の湯で塩抜きをし




帰路につきます

帰りのFDAはオーソドックスなカラーリングでした。


巴蜀、雉、つく田、
川島豆腐店と幸せな流れに
ラーメンでピリオドを打ち(笑)
九州夏巡業は無事千秋楽を迎えました。
また再会と新たな出会いを求めてお邪魔します。
みなさま、ありがとうございました!


九州夏巡業2019〜完〜

九州夏巡業2018/唐津の星「つく田」

2019年07月02日 | 旅(国内)
雉の溶岩焼きで滝汗を流した後は一路唐津へ。
宿でスモーキーな塩田と化した洋服を脱ぎ去り
シャワーで塩抜きをして向かった先は…


つく田

唐津の名店でございます。
今回大将は出張中なので
息子さんに握っていただきました。
大将譲りのクールな眼差しが素敵です。



大根おろしの海苔和え

お口の中がさっぱりしますね。



メイチダイ

程よく熟成して旨味が増しています。



泥障烏賊と唐津の赤雲丹


夏の味覚が仲良く登場。
旨味の相乗効果に感激して低く唸る…



栄螺を胡瓜の酢の物

これも夏らしい一品。
火照った体がクールダウンします。



自家製オイルサーディン

つく田さんらしい酒の肴。
寿司屋の枠を超えるか超えないか
ギリギリの酒肴が酒好きのハートを鷲掴み。



〆鯖と大和芋と大根おろし

脂ののり、シメの具合が素晴らしいところに
大和芋と大根おろしという意外性。
鯖一尾分いただきたいものです。



海老と焼きなす

丁寧に裏ごししたクリーミーな焼きなすに
火を通して旨味を引き出した海老。
こう見えてとっても香ばしいのです。
見た目と味わいのギャップが楽しいですね。



鯨のハリハリ汁

ホット一呼吸。
心と胃袋に染み渡る一杯。


さて、ここから握っていただきます。
1年近く前のことなので記憶が曖昧。
一生懸命思い出の引き出しを探りますが
誤表記に関してはご勘弁を。



真鯛


泥障烏賊


車海老


オオスケ



〆鯖











帆立貝柱の低温蒸し



雲丹巻き




穴子







穴子お代わり

この他、鰯もお代わりでいただきました。
息子さん、という呼称は失礼と感じるほど
大将のセンスと技をしっかり受け継ぎ
寿司職人として独り立ちされています。
隣のお客さんが先に帰られてから
将来の展望などをお伺いしたり
名古屋のお話で盛り上がったりし
とてもいい時間が過ごせました^^
今度伺う際は親子競演でいただきたいわ。

ご馳走様でした!


翌朝はあのお店へ…


つづく

九州夏巡業2018/馬の次は雉!きじの松田屋

2019年06月30日 | 旅(国内)
今年は空梅雨なのかな〜なんて思っていたら
いよいよ梅雨が本格化しましたね。
家のあらゆるものと私がカビそうです。
じっとりとした汗を纏うと体が痒くなるので
濡れタオルで首筋や腕の内側を拭き拭き。
定食屋に入るや否やおしぼりをおっぴろげ
身体中を清めるオッサンのようです。。。


さて、これから記す候もかなり暑い日でございました。
熊本市内を出て一路北に向かいます。
目的地は熊本県菊池市にある「きじの松田屋」さん。
馬刺しばかりでは能がないと
色々探している時に偶然知り得たお店です。
ご自身で雉を育ててレストランを経営されている様子。
奥浜名湖にも同じような農家レストランがあり
そこの雉が大変美味しかったので
期待に胸を高鳴らせて向かいました。
完全予約制なので溶岩焼きコースをプレオーダー。



到着すると離れのような家屋に通されます。

私共がこの日一番のお客のようで
到着すると炭起こしが始まりました。
障子を隔てた向こうで炭起こししているため
上の欄間からモクモクと煙が流入します。
当初はクーラーも効いておらず
滝汗をかきながらゲホゲホ咳払いしたら
女将さんがようやく気づかれて
クーラーと換気扇をつけてくれました。
スモークされなくてよかった^^;



前菜

雉ハム・磯辺揚げ・巾着雉玉子。
どれも優しい味わいで好印象。



雉の叩き

鶏肉とは全く異なる旨味と香り。
とても美味しゅうございました。



溶岩焼き用の雉

雉のモモや胸肉など。
これを炭火にかざした桜島の溶岩プレートで焼きます。
身もさることながら脂が美味しい!
焼きと食べるのに夢中で写真撮るの忘れました。
焼肉系あるあるですね。
炭と溶岩プレートに燻されて
身体中から汗がマグマのように吹き上がります。



つくねスープ

雉のガラで取ったスープに雉つくね。
真夏って意外と体の芯が冷えるものなので
こういうスープが身に沁みます。



雉の炊き込みご飯

雉の旨味をお米がしっかり蓄えています。
素朴な味付けがありがたい。



ヨーグルトデザート

トッピングしたブルーベリーは
庭で栽培しているものを
提供する直前に摘んでくださいました。


手が空いた時に大将と女将さんがお部屋に寄ってくれ
どこから来ました?的な話になると
女将さんが「え?豊橋ですか?」とびっくりした様子。
なんと女将さん、豊橋市民病院で働いてらっしゃったと。
熊本と豊橋が時空を超えてグッと近づいた瞬間でした。
奇遇すぎる出会いに感謝!
雉のお料理も美味しくお二人のお人柄も素敵で
満足度の高いランチタイムでした。
ご馳走様でございます!


きじの松田屋


さて、唐津の名店に向かいます。

つづく…

九州夏巡業2018/馬刺し求めていざ熊本

2019年06月27日 | 旅(国内)
巴蜀で幸せに満たされ
一路熊本へ向かいます。
主な目的は馬刺しを食べること。
今から10年ほど前
熊本に住む身も心も太っ腹な叔父に
熊本の鮮馬刺しをたらふく食べさせてもらって以来(この時のこと
馬刺しの美味しさに目覚めてしまった我ら。
しかし、あの馬刺しを超える馬刺しには
お目にかかることができません。
それでも馬刺しを訪ねる旅は続く・・・
馬刺し馬刺し言い過ぎ(笑)

地震が起きる前の熊本の旅でいただいた
こちらの馬刺しはなかなかでした。
予約受付は3人以上から(当時は)だったので
今回も満を辞して開店前にお店へ行こうと張り切ったところ
お店の扉に「盆休み」の張り紙。
お店の人だってお盆くらい休みたいよね〜と
悔しさを大人げある包容力で丸め込み
次なるターゲットへ矛先を向けます。
結局、めぼしい個人店はだいたいお盆休み。
仕方なく馬刺しと熊本料理を食べさせてくれる
大箱のお店へとお邪魔しました。



お通し


一文字ぐるぐる

冗談のようなネーミングですが
正式名称であり熊本名物です。
わけぎをさっと茹でてぐるぐる巻きにした料理。
わけぎのぬたのぐるぐる巻きってところでしょうか。



馬刺し上ロース

なかなか美味。



馬刺しロース

こちらもなかなか。
叔父さんにご馳走になったものには遠く及びませんが
美味しゅうございました。



イカ刺し

九州のイカ刺しといったらコレ。
生簀から釣り上げて活き造りにしてあります。
えんぺらがペラペラ動く様子がご存命中の証。



馬の内臓の煮込み

おたぐり、やっぱり苦手^^;
まるで馬小屋で馬さんとご飯を食べているような
臨場感あふれる芳香。



イカ刺しのえんぺらとゲソ天ぷら

イカ刺しのえんぺらとゲソは
塩焼きまたは天ぷらにしてくれます。
天ぷらをチョイスました。
イカは少し火を通した方が旨味が堪能できますね。



牛すじの煮込み


以上です。
可もなく不可もなくな感想ですが
お盆休み中の熊本市内で贅沢は言えません。
翌日のランチに期待!


つづく。

九州夏巡業2018/巴蜀

2019年06月22日 | 旅(国内)
テーマを見て「2018年??」と思われたことでしょう。
世間の流れと逆行していきますのでご承知おきを。

2018年、史上最高に暑かった…
そんな記憶しか残っていませんが
写真を紐解けば美味しい旅がございました。
このまま忘却に任せるのは勿体無いので
備忘録させていただきます。


あれは何年前でしょう?
佐賀・伊万里の農家さんの取材に便乗し
唐津の名店「つく田」さんに初めて伺った時のこと。
大将が福岡にあります「巴蜀」さんをご紹介してくださいました。
つく田さんにお邪魔したその日に
大将とSNSでお友達になり
光栄至極と喜んでいたら
巴蜀のシェフともSNSを通じて繋げてくれたのです。
繋がったからにはお邪魔せねば、と
その翌年に九州へ渡航した際お邪魔しました。
当時は福岡空港近くの東月隈にございまして
住宅街の中の街中華的な佇まい。
でも、提供するお味は四川の骨頂です。
その翌年に東月隈から博多市街の美野島へ移転され
新しいお店の訪問はこの時が初めて。
事前にシェフとやりとりをしまして
晴れての訪問となったわけです。



坂角のゆかりの缶みたいあゴールド機体

FDAは何度となく利用していますが
ゴールドに乗るのは初めて。
金運に恵まれるでしょうか?
2019年6月現在、恵まれておりませんw



美野島の巴蜀さん

こじんまりとした佇まいです。
シェフにご挨拶して着席します。


前回はアラカルトでしたが
今回はコースで。
ワクワクしますね♪



前菜8品のうちの6品

干豆腐やエノキや大福豆など。
個々の料理はご想像にお任せします(笑)



よだれ鶏

シャープな辛味が次の一口を呼びます。


ハチの巣の煮込み

こちらも香辛料の使い方が素晴らしい。



車海老の米炒め

アラレのような米だけでお酒が飲めます。
スパイスと塩梅がちょうどいいし、シャープ。



アコウの煮込み

これ、とにかく絶品でした。
このソースを白いご飯にかけて
丼2杯ぐらい食べてみたい。わんぱくか…
シェフ自身、渾身の料理だとおっしゃいます。



アヒル

北京ダックでもなくただのローストでもありません。
こう言う火通しの方法もあるのだな、と感心しました。
肉々しいかみごたえと家禽とは思えない旨味の強さ。
手づかみで骨周りもガシガシ食べました。
フレンチや和食にはない力強さを感じます。



空芯菜炒め

これも目からウロコの一品。
「空芯菜って、ストローみたいに中心が空洞だからそう呼ぶんだ〜」
的な話題をぶった切りするようなみじん切り。
みじん切りにして炒める発想はありませんでした。
でも、こうすることで固い茎も
余すところなくいただけますし、何より美味しい。
ソースがよくなじむんです。
ソースと青菜がバラバラって青菜炒め、
よく遭遇しませんか?
これは一心同体になっておりました。



あわびチャーハン

まるでリゾットのようなチャーハンで
れっきとした中国料理のレシピらしいです。
生まれて初めていただくスタイル。
こう見えてお米はちゃんとアルデンテで
周りの柔らかくなったでんぷん質部分に
あわびの旨味がしっかり吸収されています。
パラパラチャーハンには表現できない世界観。
できればわんこチャーハンしたい…
最低でも8杯はイケるはずだ。



フカヒレと豆のソープ

これも初めての組み合わせです。
上湯ベースの醤油味にするのが基本ですが
滋味深い豆スープにフカヒレの食感。
この上なく優しいのに鮮烈な印象を刻みました。



デザート

なんの寒天だったか思い出せない。
甘酸っぱかったような。。。



デザート2

蓮根餅の甘いバージョンだったような。


備忘録と言いつつ既に忘れている。
ただでさえポンコツな記憶力は
日々退化しております。


食事が終わると荻野シェフがご挨拶に来てくださいました。
「料理に詳しい方だから緊張しましたよ!」とシェフ。
いえいえ、私に緊張するなんて
相手を間違いすぎていらっしゃいますよ^^;
そして何気なくお隣の席を見たら
誰もが知っている超有名シェフが座っておられ、ギョッ!
緊張の対象はそちらでしょ、と思わずにはいられません。
ともあれ、お話しできてとても嬉しゅうございました。
ご馳走様です!

帰宅してからの後日談。
シェフから手書きのお手紙をいただきました。
超スターシェフなのになんと腰の低いことでしょう。
私からもお礼のお手紙を差し上げると
SNSでまたまたお礼のメッセージ。
世間に一流と認められている方は
技術とセンスだけでなく、人間性も一流ですね。
見習わなければ。ウンウン。


またきっとお邪魔します!


九州巡業はまだまだ続く・・・

年越し瀬戸内プチ周遊/一福本店からの出張寝正月

2019年06月19日 | 旅(国内)
酒甫手さん年内ラスト営業にお邪魔し
香川欲求を9割ほど充しましたので
あとはもう一杯ぐらいうどん食べればOKと
ホテルの朝食を軽く済ませ一福本店へ。



一福本店

なんだかんだで4、5回は訪れております。
暖簾分けしたお店が高松市内にもございますが
やっぱりこちらの活気と喧騒が心地よい。



肉ぶっかけ中盛り

朝ごはんを食べた後、そして昼前なのに
勢い余って中、そしてお肉まで載せてしまった。
うどん県での「ついついオーダー」
なんとかならないものだろうか…
とお盆の上のモリモリうどんを
自戒の念を込めて苦々しく見つめ
テーブル方向に目をやりましたところ
前方にお友達が(笑)
昨夜、酒甫手でバッタリ遭遇し
ここでもバッタリ。奇遇ですね^^


こうして2018年のラストを飾る
うどんを頂きまして香川を後に。
向かった先は高知市です。
大晦日とあって
めぼしい飲食店はどこも休業中。
料理旅館に宿泊するという手もあったのですが
年末年始はどこもマックスなハイシーズン価格です。
どう考えても値段に見合う満足度は得られそうにないので
航空会社系の広めのホテルを押さえ
最悪部屋で何かいただこうという作戦に。
結局最悪の事態でした(汗)

高知市といえば「ひろめ市場」。
ここで食べ歩き…と思ったら
時は大晦日で謝肉祭並みのお祭りムード。
市場内は人いきれとタバコの煙
そして食べ物の雑多な匂いが充満して
息苦しいこと極まりない。
食べる気も買う気もせず
早々に退散いたしました。
仕方なくデパ地下でカツオの叩きなどを調達し
自宅から保険で持っていった
ワインと日本酒(ちろりと平盃もw)で
大晦日の夜を過ごしたのでした。
しかも年越しするだいぶ前から爆睡(笑)
なんだかんだ12時間ぐらい眠り続けた模様^^;

翌日の元旦は淡路島へのリゾートホテルと移動しましたが
こちらも夕食はバカ高く(下品な表現ですみませんが、足元見過ぎ!)
もうこうなったら温泉に入って寝るだけでいいや、と
簡単な肴と保険で持っていったお酒で済ませ
またまた12時間近く眠り続けました。
わざわざ高知と淡路島まで行って出張寝正月。
そしてスマホを見ることはほとんどなく
写真も一枚も撮っていません。
結果としてはいい年越しになったのかな?と。
ネット社会からひととき離れて
心底リラックスできた気がします。
日本の離島にいようが地球の裏側にいようが
昼夜問わず通信機器とネットワークに支配されてしまう今の世の中。
とはいえお正月に仕事のメールや電話がかかってくることはまずないですから
スマホやPCをチェックしなくても後ろめたさはゼロです。
たまにはこういう時間も必要ですね。
おかげさまで体も心も軽くなりました^^


おっと。
後半旅程の写真ゼロかと思いきや…



徳島ラーメン

ラーメンやらかし率99%!


年越し瀬戸内プチ周遊 〜おわり〜





年越し瀬戸内プチ周遊/避けて通れぬ香川の酒甫手

2019年06月13日 | 旅(国内)
香川といったら、高松といったら酒甫手。
数年前に私の中で確立した定義です。
2018年はこの時を含め
ありがたくも4回訪れることができました。
お邪魔したのは年内最終営業日です。
酒甫手さんの営業日を軸にして
旅程を決めたといっていいでしょう。



この看板と縄暖簾を見るとホッとする^^



お通し

これだけで熱燗2合は飲めますね。



玉櫻のしんがり

玉櫻推しの女将さんらしいセレクト。
今回は1合ずつ燗していただきます。


お造り盛り合わせ



牡蠣豆腐

初めて食べた時に心を鷲掴みされた一品。
「お出汁で呑む」という楽しみを教えてくれました。



久米桜の軽妙洒脱

樋口杜氏の似顔絵がデカイ!(笑)
大好きなお酒です^^



カマの焼き物

なんのカマか忘れましたが
日本酒が進むに決まっています。




穴子の天ぷら

瀬戸内の穴子はやはり美味。



イイダコの天ぷら(?)

記憶が曖昧すぎてスミマセン^^;



安定の日置桜キモタマちゃん

故郷に帰ってきたような安心感。



焼き鳥

酒甫手さんで初めてオーダーしたかも。



だし巻き卵

酒飲み仕様の甘くないヴァージョン。



山陰東郷

濁りが欲しくなるタイミングで
女将さんが勧めてくれました。



杜の蔵の純米燗ノ酒

これ、好きです。食中酒にぴったり。
そもそも日本酒は食中でしか飲みませんが。



干し柿クリームチーズ

でた!酒泥棒!
これが出ちゃうとちょっとディープなものが欲しくなります。



竹鶴の門藤夢様

あー、深い。旨い。


スッカスカな内容でスミマセン。
全部美味しいに決まっておりますが
月日が経過しているのと
当日かなり早いピッチで飲んでおり
記憶が刻まれることなく
右から左へと消えて行きました^^;
そして終始笑ってた気が。。。
酒飲みの忘却システム通常稼働とご理解ください。
大将、女将さん、ごちそうさまでした!
お忙しい中お相手してくださって
ありがとうございますm(_ _)m

この日は愛知のお友達とバッタリ鉢合せ。
名古屋では全然合わないのに
こんな遠く離れた場所で会うとは・・・
お酒好きあるあるですね。
美味しいお酒があるところに
吸い寄せられるよう集まる習性?体質?
抗えないですね(笑)



ホテルに帰って仕上げの飲み

ホテルのラウンジが使えるプランだったので
最後にウイスキーを一杯。
その後は泥の様に眠りましたとさ。


あと少しだけ続く・・・

年越し瀬戸内プチ周遊/突風の海路でうどん県上陸

2019年06月10日 | 旅(国内)
高野山も南紀白浜もパンダもスルーして
和歌山を後にします。
高野山も白浜も行ったことあるからいいけど
パンダには会いたかったな。。
実は生まれてこの方パンダを見たことがないのです。
小学生の頃上野動物園に連れて行ってもらったものの
その日はパンダのお休みとやらで
残念ながら対面が叶わなかったという・・・
中学生の時の日光・東京行き修学旅行も
私たちの代あたりから上野動物園の行程が消え
東京ディズニーランドへと切り替わりました。
残念ながらパンダとは縁がないらしい…


さてさて、四国へ。
本州から四国へ渡るのには色々なルートがあります。
明石海峡大橋ー淡路島ー鳴門大橋経由で徳島へ、
瀬戸大橋経由で香川へ、
しまなみ海道経由で愛媛へ渡るのが代表的なルート。
しかしこれらは橋ができてからの渡り方。
瀬戸大橋が全線開通する1988年より前は
海路と空路しか交通手段がなかったのです。
小学一年生の時
初めて四国に渡ったのは贅沢にも空路でした。
数年前に小豆島経由の海路で四国に渡ったことはありますが
和歌山から徳島は未経験。
だったら経験したことのない路で渡ろうと
今回は和歌山港から徳島港へ向けて出発。



この瞬間、ワクワクします♪





出航

天候は快晴で航海日和、と思いきや
デッキに出ると強風が吹き荒れています。
海原を撮影しようと前に進もうにも
風に押し戻されて立っているのもやっと。
ビュッ!と真正面から突風が吹くと
唇が勝手にフネフネと動き出します・・・
わかりますかね?
突風を発生させるサーキュレーターに顔をかざした感覚。
強烈すぎて鼻にも口にも空気が逆流し
息ができなくなり早々に退散しました。
窒息ってこういうことか・・・ゼエゼエ。


ゆっくりな航海で2時間後に徳島港へ到着。


うどんやまるちゃん

前夜の和歌山ラーメンもとっくの昔に消化し
劇的にお腹が空いていたため
徳島県と香川県の県境に当たる
東かがわ市のこのお店へイン。
イン、と言いましても速やかに入れたわけではなく
30分ぐらい待ちました。
人気店に来てしまったようです。



イカ天とかしわ天ざる

お腹が空いているとつい油物を欲しがります。
同店の人気メニューだという
イカ天とかしわ天が両方食べられるメニューをセレクト。
うどんだけでよかったかも^^;
うどんはしっかりとコシがありつつ滑らかで
なかなかクオリティが高いかと思います。



さぬきうどん溜

お次はさぬき市にある「溜」さんへ。
数年前に香川の取材先様が教えてくださいました。
とにかくボリュームがあることは記憶していたので
迂闊に「中」をオーダーしないよう自戒。



ひやかけ小

小でも普通のお店の中ぐらいあります。
ノリで中などと口にしなくて良かった。。
コストパフォーマンスの非常に高い一杯でした。


うどん欲もひとまず満たされたので
夜に向けて体を整えます。



仏生山温泉にて

ふぅ〜。極楽。
夜は大好きなあの店へ向かいますよ。


つづく・・・

年越し瀬戸内プチ周遊/興福寺からのヴィラ・アイーダ

2019年06月08日 | 旅(国内)
昨日とうとう梅雨入り宣言が出されました。
キツめのくせ毛を持つ私めには
憂鬱な季節到来です。
この歳になってだいぶ開き直ってしまい
昨今はくせ毛風のパーマを装い
クセを隠さぬまま外出したりしております。
だってブローしても外に出れば一気に収縮が始まるんですもの。
波打ち際で砂の城を必死に築城するかのごとく
骨折り損のくたびれもうけ。
こうした作業に割く時間を勿体なく思えるようになっては
女も終わりでしょうか・・・
女が終わる前に梅雨が終わって欲しい。


さて、梅雨だと言っているのに年越しの話題。
その前にGWの九州やら秋の北海道やら
色々書き残したい旅紀行があるのですが
どうにも追いつかないので
手っ取り早く書けるところから始めます。


昨年から今年にかけての年越しは
瀬戸内の東側をちょろっと周遊する旅に出ました。
和歌山→香川→高知→淡路島という経路。
まずは道中にある奈良へ立ち寄りました。



興福寺

国宝の宝物館を鑑賞し。
花より団子の私め
芸術を愛でるだけの審美眼がございません。
しかし触れれば温もりが伝わってきそうな
阿修羅像の肉体美と表情には流石に感動しました。
天平文化、凄い。


魂を揺さぶられてお腹が空いたので
近くの蕎麦屋へと思ったのですが
御目当ての店はことごとく臨時休業。
勘を頼りに入ったお店が
なかなか秀逸でございました。



ニシン



天ぷら

大将がご馳走してくれました!
閉店間際の最後の客であることと
息子さんが豊橋で働いているので
ご縁を感じて、がご提供の理由。
私の車の豊橋ナンバーを見るや否や
とても嬉しくなったんですって。
きっと自慢の息子さんなのでしょうね^^
ありがたくビールとともにいただいた次第です。



お蕎麦

細打ちで香りも良いです。
期待以上に美味しゅうございました。
ご馳走様でございます!


その後は一路和歌山へ。

目的地は






ヴィラ・アイーダ

前々から訪れたかったお店です。
ダメもとでネット予約しましたところ
お店の方から直接お電話をいただきました。

「ご予約承りの返信をしたのですが
送信エラーになって・・・」


わっ!すっ、すみません!
返信用のアドレス欄に誤ったアドレスを入力した様子。
かろうじて電話番号はあっていたので
ご返信いただき予約が成立しました^^;


さて、魅惑的なディナーの始まりです。
品数が多いのでサッサと進めます。




口取り

豚のリエット。
下のサクサクしたチュイルが印象的。




ルートフェンネル

酢漬けだったかな?
健やかな土壌を感じさせる濃厚な余韻。



ムール貝 カラスミ ニンジン

ムール貝が磯の香りを連れてきて
カラスミの塩味がニンジンの甘味を引き立てます。






自家製パン


ほうれん草

味が濃いがエグくない。
野菜そのもののように見えて
ちゃんとした料理として成立。


牡蠣とケール

ケールと牡蠣のミネラルが手を携え
想像の上をいくコンビネーションを楽しませます。






黄色ビーツ&黄カブ

同じような形状の二種の野菜ですが
それぞれの持ち味をしっかり主張。
こちらも味が濃ゆいです。






小かぶ 柚餅子 オゼイユ

蕪の美味しさ炸裂!
シェフ、柑橘使いがお上手です。






里芋のガレット 山わさび 黒大根

じゃがいもにはない食感と風味。
このガレットには感動しました。






オレキエッテ チーマ

耳たぶのようなオレキエッテと
チーマデラーパの組み合わせ。
チーマのほろ苦さに早春を感じます。






カリフラワー スズキ ガランガー

お店は内陸部ですが
程よく脂ののったスズキ。
近くに海があることを感じさます。
ガランガーの清涼感がアクセント。






シルクスイート 真鴨

ヘモグロビンを感じる真鴨とそのジュのソース。
咀嚼し飲み込んでしばらくすると
体の奥から力がみなぎるのがわかります。
冬の滋養源であり大ご馳走。
少量でもしっかり食べた感覚が残りました。



仏手柑 柚子

お口直し。
海を超えれば四国なのね、と独りごちながら
仏手柑の香りを鼻腔に満たす。







柿のデザート。
あまり好きでない柿ですが
これはディジェスティフのお供に最適。


良い素材を集めることが一番。
それさえあれば余計な手を加えない、味を足さない…
そんな考えを具現化したような内容でした。
一皿一皿のポーションは小さく
がっつり食べたい人には物足りないかもしれません。
正直、私も満腹にはなりませんでした。
しかし全てを食べ終えた後の心の充足感は
かなりあったと思います。
奥さまセレクトのワインペアリングも
意外性があるように見えて
料理にきちんと寄り添うあたり、素晴らしい。
なかなか立ち寄れる場所ではありませんが
また違う季節に伺いたいわ。
ご馳走様でございました。



よせばいいのに和歌山ラーメン・・・あゝ

ラストで味噌をつけるオチ(汗)


続く・・・

瀬戸内ぐるっと周遊の旅/「うえの」と宮島観光

2018年10月06日 | 旅(国内)
台風25号の影響か空気が蒸しますね。
暑がり大王の私は本日もノースリーブ。
ちなみに寝るときは未だタンクトップと短パン姿で
タオルケットをお腹にかけるだけ。
友人に「わんぱく坊主か!」と言われました(笑)
衣替えはまだまだ先のようです。

さて、瀬戸内紀行も最終回を迎えました。
広島行ったことないシリーズということで
今回は宮島へ向かうことに。
市電で「宮島口行き」という表示を
何度となく見てまいりましたが
これが結構遠いんです。
しかもゴールデンウィーク中とあって
道中も駐車場も大混雑することを予測し
かなり早めにホテルを出発しました。
予想が的中して宮島に近づくについれて
交通量が増えてまいります。
なんとか駐車場を確保できて良かったわ。


早めの昼食をとろうと「うえの」へ。
宮島口駅すぐそばにある
言わずと知れたあなご飯の超有名店です。
到着した時にはすでに長蛇の列。
並ぶのは大嫌いですが
あなご飯のお腹になってしまっていたし
中途半端なお店で食べるのは
私のポリシーが許さないので
腹をくくって並ぶことに。
1時間ほど待ってようやく席に通されました。



お品書き



あなご白焼き

お酒が欲しいところですが
この後岡山まで運転しないといけないので
泣く泣くお茶で我慢。
お酒がないと辛い一皿でした。






あなご飯上

うなぎ同様、質ではなく量でランク分け。
上がレギュラーボリュームになります。
タレは思ったほど甘くなくサラッとしていました。
あなごもアッサリ淡白なので全体的に印象薄し^^;
これは弁当で持ち帰って
宮島で海を見ながら食べるのがベストかな。
1時間も並んでおいて残念な感想…



腹ごしらえをしたので宮島へ



赤い鳥居が近づいてきます



上陸したら鹿があちこちで我が物顔



宮島側から見る鳥居



厳島神社

実は訪れたことも無いのに
厳島神社の祭典について記事を書いたことがあります。
色々な文献を読んだり写真を見たりし
もっと霊験あらたかな島かと思っていましたが
意外にも超観光地化された観光島。
足を使って訪れないと分からないものですね。
知ってるようで全然知らない母国のこと。
旅人魂にまた火がついてしまいました。
嗚呼、今すぐにでも旅に出たい…



ということで、
春の瀬戸内周遊の旅はこれにて終了!
この後、西日本豪雨が彼の地を襲い
大きな爪痕を残していきました。
温暖で日照時間が長く海も穏やかな瀬戸内。
災害とは無縁な土地と思っておりましたが
そうでもないようです。
海に囲まれて火山も有する長細い島国ですから
どこにいても災害に見舞われて当たり前。
常に備えと覚悟が必要ですね。
被害に遭われた方々が
平穏な日常を取り戻せますように…


瀬戸内ぐるっと周遊の旅 〜完〜