陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

新・「冷戦」の足音が聞こえる

2007-10-08 01:27:19 | Weblog
 旧ソ連が崩壊して冷戦が終了した後も、北大西洋条約機構(NATO)は加盟国を増しながら、露西亜への警戒感を維持している。かつては、NATOに対抗して、旧ソ連と東欧衛星諸国、合計8カ国が「ワルシャワ条約機構(WTO)」と言う軍事同盟を形成して対峙したが、それは東欧の解放と共に消滅した(1991年7月解散)。  それどころか、旧東ドイツ(ドイツに合併)、ポーランド、ハンガリー、チエコ、スロバキア、ブ . . . 本文を読む
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南北首脳会談と日本への影響

2007-10-06 14:39:28 | 朝鮮半島
 金正日総書記は、六者会合(六カ国協議)の日程に合わせるかの如く、10月2日―4日に南北首脳会談日程を設定した。盧武鉉大統領の任期は、残す所あと2ヵ月半。何か目立ったことを韓・朝関係で残したいとの希望があったのだろう、言われるがままに当初予定された8月を変更してそれに同意し、更には10月2日午前9時に同大統領が歩いて南北縦断道路の境界(軍事境界線)を越えると言うパフォーマンスも行われた。  さて . . . 本文を読む
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米映画:「頭上の敵機(1949)」を見る

2007-10-05 00:24:09 | 読書・映画・音楽
 昔の映画のDVDが最近は500円で買える。これは有難いと言うわけで、グレゴリー・ペック(当時33歳)が主演した「頭上の敵機」(1949;モノクロ)を入手した。もう50年以上前に劇場で見た映画で、内容は殆ど覚えていなかったが、B-17爆撃機だけは記憶にあった。  この映画、戦争物なのだが、現在でも中間管理職の人達が見たら随分参考になると思う。例えば、営業売り上げはそれなり確保している事業部で、利 . . . 本文を読む
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ミャンマー・デモ弾圧に対する生温い日本政府の対応

2007-10-03 12:55:35 | ビルマ(ミャンマー)関係
 ミャンマー軍事政権の非人道的暴挙に対し、のほほんとしていた福田政権、ようやく町村官房長官が発言を行った。ただ、他国がどう出るかを見極めた上でとの物足りない内容だ。政府は、日本人が殺されたのだから、もう少し踏み込んだ行動をしても良いのではないか。 対ミャンマー「強い措置」=町村官房長官が検討表明 10月1日13時0分配信 時事通信  町村信孝官房長官は1日午前の記者会見で、軍事政権が民衆の抗議 . . . 本文を読む
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ミャンマー反政府デモと僧侶の犠牲

2007-10-03 08:14:46 | ビルマ(ミャンマー)関係
 ミャンマーでの反政府デモは、軍事政府の治安部隊による過酷な弾圧で100人以上が死亡、恐怖を伴いながら見かけ上は収束したようだ。が、デモに参加した僧侶達が多数拘束され、その行方が分からなくなった。  ysbee さんのブログ<米流時評>では、ミャンマー・デモに関するAP電情報を集中的に紹介しているが、僧侶を含めたデモ参加者6000人が虐殺された(?)との話も述べられている。  国連では、多分形 . . . 本文を読む
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「三峡ダム」完成と環境保全の問題

2007-10-02 03:05:26 | シナ・中共関係
 私は、ダムが好きで、機会あればそれらを眺めに行く。数十mもある堰堤に登れば人間の力強さを感じるし、巨大な放水路を覗き込んではその建設の苦労を偲ぶ。ダムには保水・貯水などの調水機能があり、豪雨などによる洪水を未然に防止する。その地域の飲料水確保は勿論、農村地域では安定した水利を供給するし、工業用水の確保にもダムは有効だ。そして水力発電施設が併設され、地域のエネルギー源ともなる。山間部のダム貯水湖周 . . . 本文を読む
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