陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

オーウェル:「動物農場」の寓意が持つ普遍性

2007-10-10 01:11:24 | 読書・映画・音楽
 私は、時折<ラ・フォンテーヌ寓話>や<トルストイ民話集(イワンの馬鹿)>などを読んで、その都度滑稽さを覚えたり人間の業の深さに気が付いたりするのだが、今もなお読まれ続ける東西の寓話には社会的な普遍性が凝縮していると思う。  ジョージ・オーウェルの寓話小説<動物農場>(1945)を始めて読んだのは、受験英語に親しんでいた頃で、もう50年以上昔になるだろう。その当時は、独裁権力が企む洗脳プロセスに . . . 本文を読む
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