男女の仲は、赤い糸で結ばれていると言うが、その糸はガラスのように意外に脆(もろ)い。男の側からも、女の側からも、糸の存在を互いに大切にしないと直ぐ切れてしまう。それは、数ヶ月の付き合いの恋人の間であろうが、結婚後30年を越す夫婦の間でも起こることなのだ。 そんな男女の姿を、切ないまでに唄ったのが財津和夫さんの<サボテンの花>であった。この歌は、1993年にTVドラマ「ひとつ屋根の下」のテーマ . . . 本文を読む
2年前の11月下旬、ライス国務長官(当時)が相当の努力を重ねて、イスラエルとパレスチナの責任者、周辺中東諸国、それに安保理事国を招聘し、<アナポリス会議>を開いた。そこでは、1年以内にパレスチナ和平を具体化する取り決めがなされた。当時のイスラエル外相は、中道穏健派の政党カディマに所属するリブニ女史であった。
その後、政権党カディマの弱体化を招き、昨年末から年初にかけて起きた<ガザの殺戮>を経 . . . 本文を読む
4月2日の第2回G20金融サミットは、G20協調精神の確認、IMFの基金強化、各国は財政出動で2010年末までに総額500兆円相当の財政出動を行って、経済成長率を4%以上向上させるなどを盛り込んだ共同声明を発表。
初めて国際会議に臨んだオバマ大統領は、無難にその役割を果たしたようである。ドル基軸体制に関するあからさまな批判を封じた替わりに、IMFに対する2500億ドルのSDR引き出し枠を発展 . . . 本文を読む
麻生首相は、G20後の記者会見で「北朝鮮のミサイル試射は4月4日」とコメントした。確とした情報を踏まえての発言なのであろう。政府は、(1)現用MDシステム(SM3+PAC3)によるミサイル破壊措置命令を自衛隊へ下し、(2)対北経済制裁の強化を述べ、(3)安保理(日本は、現在非常任理事国)への制裁提案を行う構えだ。
クリントン国務長官は、日本の迎撃姿勢に理解を示しているが、福島瑞穂社民党党首は . . . 本文を読む