Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

競輪選手

2007年07月03日 | Weblog
早朝軽いランニングをしていることは以前書いた。
走り始める時間は一年を通じて大体5時前後だから、同じようなことをしている人が他にいれば大抵どこか途中で遭遇する。犬と散歩する人、ランニングする人、早出勤務で出勤する人などなど。
中で、殆ど毎日のように顔を合わせるのが7~8人の競輪選手の一団である。コースの丁度中間あたりに、彼らの合宿所と思しき大きな家があり、其処から2グループに分かれて出てくる。年配のインストラクター(監督?)はバイクに乗って後のグループを引っ張るようにしながら、先行する前のグループを追う。(そのように自分には見える)
合宿所(と思しき家)はインストラクター氏の自宅らしく、敷地内には車が何台も入る大きな駐車場と選手が寝泊りできるプレハブもある。彼はいつもヘルメット姿なのでよくは分からないけれど、歳のころは50歳半ばと思われ(一度、昼間一人で歩いている時見かけた)、ガッシリした身体つきから、嘗ては選手だったことを伺わせる。
そのインストラクター氏は、いつの頃からかすれ違うとき私に挨拶してくれるようになった。くたびれた爺さんがゼイゼイいいながら、それでも毎日モタモタ走っているのに
共感を覚えてくれたか、それとも哀れみを感じたかは分からないけれど、とにかく遇えば「おはようございます」という。こちらは、もうその頃は息が弾んでしまって声も出せない状態だから、黙って頭だけ下げる。毎日の儀式である。
それにしても、すれ違う選手達の見事なほど逞しい筋肉隆々の脚を見るにつけ、若さに圧倒されてしまうのである。まだ半分残っているコースをヘロヘロになって走りながら、自分が家にたどり着くころ彼らは一体どの辺りを走っているのだろう・・・などと、つい余計なことを思ったりする。
歳をとると何をやっても、若いころの数倍疲れる気がするなあ・・・(笑)