まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1796 田原本町、桜井市の条里水田

2022-07-27 09:39:20 | 吉野川分水
よろしくお願いします。


















今回はカテゴリーが吉野川分水となっていますが吉野川分水とはほとんど関係なし、取り上げるのは桜井市、田原本町の大和川に近い所にある水田です。何や~、水田やったら日本各地にあるやんか~、と思われそうですが、今回取り上げるのは一面に規則正しく区画された条里水田、その歴史はかなり古いものです。
田原本町のホームページでは、町の歴史の項で↓↓↓

「本町は、歴史の国、大和の中でもっとも早くから開けたところで、弥生時代の大遺跡「唐古・鍵遺跡」など数多くの文化遺産が残っています。水田は、古代から条里制が整備され、中世には、東大寺や興福寺などの荘園が設けられました。」

と記されています。一方、農林水産省の農村振興のページからたどって行くと、「古代の耕地整理が現代に生きている条里水田」としてこの地域の水田が取り上げられています↓↓↓

「水田が約108m四方に碁盤の目状に整然と区切られ、その内側を6等分して36坪に分けられている古代の耕地整理の跡で、奈良時代から中世(平安~鎌倉)にかけて整備されました。春は麦田、秋は稲田として収穫を迎える頃は黄金色の風景を呈し、大和の条里水田の典型的な景観をみせています。」

どちらの文章にも古代からあったものと言うことを強調されています。奈良盆地にある各地の町、村は条里制で区切られていて、今でも地名には○○群○○町大字○○小字○○で呼称されている所が多い、それに合わせてかどうかは分かりませんが、田畑もキッチリと区分することで場所による差別化をなくそうとしたのでしょうか。そうなるといかにも奈良県らしい、几帳面と言うか細かいと言うか・・・、まああくまでも自分(一人称)の想像の域の話に過ぎませんけどね。



















1番目のゾーンの写真は昨年の6月に巡った時のもの、2番目、3番目のゾーンは昨年の9月のもの、もう十分過去旅になってしまっています。吉野川分水関連で初瀬川工区を取り上げた際にお送りしようと思っていたのですが、その本編がまだ北葛城工区に入ったばかり、初瀬川工区まではまだ時間がかかりそうなので今回のお送りとしました。場所は大和川が蛇行する田原本町と桜井市の境界線の辺り、奈良からだと中ツ道が通っているが、この辺りでその道は水田に邪魔されて消えてしまい迂回しなければならない所。集落を抜けると展望が開け一面に広がる田園風景、地上からでも四角に区画されているのが分かる緑の水田が見渡すことができる。


3番目のゾーンでは主に地図で見ると大和川の右側に当たる桜井市の風景をお送りしています。こちら側には素朴な環濠集落がいくつかあって、それらをつなぐかのようにしてこちらも四角に区画された水田が広がっている。大和川に近い所で小さな水路が集落内を迷路のようになっていて、澄んだ水が小気味よい音で流れている、その辺りは以前桜井市の集落巡りでここで取り上げたことがありました。特に何か変わったものがあるとか見所や名所があると言うわけではないが、この集落と緑が光り輝く・・・と言っても今回並べた写真は6月も9月も雨模様の時、それはそれでまた乙哉・・・水田が走りの疲れを安らげてくれます↓↓↓













さて、夏の甲子園も各地で予選が行われていて代表校も次々と決まってきています、今年は中京大中京や広陵、作新学院と言った甲子園の常連校が早々に敗退、出場校の顔ぶれも相当変わって来そうです。そんな中でわが地元奈良県もいよいよ決勝、準決勝第1試合は天理が高田商に昨年夏の雪辱を果たし順調に決勝進出、そして第2試合の智辯学園vs生駒、春の大会では生駒がジャイアントキリング、まあ甲子園がかかった夏はさすがに智辯学園だろう・・・と思いきや、またまた山が動きました。生駒が春に続いて昨年夏の甲子園準優勝校を撃破、奈良県予選で初めての決勝進出となりました。正直言って春はフロックだと思っていたのですが、まさか夏までとなると今年の生駒が余程すごいのか、智辯学園が最弱なのか・・・、そんなわけで決勝は天理vs生駒、生駒にとってはあまりにも高い壁ですが、何とか頑張ってほしいところです。と言ってもやっぱり天理かな~、で甲子園に出て弱い者いじめでひとつ勝って、次に強いところと当たって終わりといつものクオリティになりそうな・・・、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



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