まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1526 高田川(前編)

2021-03-10 10:40:26 | ふうけい
よろしくお願いします。





















今回お送りするのは高田川、流れとは逆向きに曽我川との合流点から上流へと巡って行こうと思います。奈良盆地の中央部には寺川、飛鳥川、曽我川、葛城川、高田川と5本の大きな川が南北に平行に流れている、奈良盆地を東西に進むにはこの5本の川を越えるためにアップダウンを繰り返さなければならないと言うこと。川巡りをやってやっとどの川はこの名前の川だと言うのは分かるようになったが、無意識に走っているとどこがどれだか分からなくなることもある。その中では一番西を流れるのが高田川、曽我川が大和川へと合流する約1キロ南の地点が高田川の合流点となる、堤防の下にはこの間ここでもお送りした河合町の長楽集落、この堤防の道は自分(一人称)が馬見丘陵公園へ行く時のいわば公式ルートです。そんなわけで見慣れた風景の中を流れる高田川、近鉄田原本線を越える所は堤防に道がないので箸尾駅付近へと迂回して、箸尾の町並を抜けて再び堤防にある道へと出る、ここからはずっと川に沿ってみちがあるのでそこを進んで行くこととします。
















馬見丘陵公園へ行く時に通るいつもの道を通り過ぎると次に超えるのが県道14号線、巨大なかぐや姫がお出迎えしてくれる。ここから先は見通しのいい風景の中を進んで行く、右手側手前に見えているのは二上山、広陵町辺りでは凛々しい姿を見せてくれている。飛鳥川には明日香自転車道、葛城川には京奈和自転車道が沿って通じているが、その他のそれぞれの川の堤防にも自転車が走りやすい道が沿っている、高田川にもそんな道があってここはスムーズに巡りを進めていくことができる。巡ったこの日は空に雲一つないような好天気、沿道の紅葉が青い空と風景に映えていい演出を醸し出してくれている。ちなみに高田川巡りは2回に渡ってのお送りを予定していますが、次回分は今回巡った日とは別の日となっています。















さて、巡りの方は快調に進んで広陵町を南へと進んでいます、と行きたいのですが何か気持ちの中に引っかかるものがあるんだよな~、何だろうそれは・・・?まあそんなたいしたことではないと思うので気にしないで行こう、と言うことで大和高田市へと入って中和幹線へとたどり着く。交差点の一角には大きな古墳がある、高田川は広陵町で緩やかにカーブしていたので、いつの間にか西に寄れて馬見丘陵公園の真南へと至っていた。向こう岸にある道は大和高田と竹取公園を結ぶバス路線や、この間も疋相の町並などでここで取り上げたことがあるよく通る所。そのまま川沿いに進んで行くと国道165号線との交差点へとたどり着く、すぐ近くを近鉄大阪線が走っていて近鉄築山駅もすぐ近い所にある・・・でやっと気持ちに引っかかっていたものの正体が分かった、高田川が葛城川より西側を流れていることだ。葛城市は大和高田市より西にあるのにその名を冠する川が逆になっている、この違和感、後編となる次回で解明できるでしょうか、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち