まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1528 滋賀の旅2020年秋(6)・・・メロン街道って何やねん???

2021-03-14 19:28:40 | みち
よろしくお願いします。

















滋賀の旅も今回が最終回です、朝一番に奈良を出て近江今津から走り始めて、琵琶湖大橋を渡って守山市へと入りました。鉄道では遠いイメージがある大津から守山も琵琶湖に架かる橋を利用すればあっという間です、ここから再び大津市へ向けて走るのはさざなみ街道でもなく浜街道でもなく、地図で見つけた変な名前の道、「メロン街道」です。何や、そのふざけた名前・・・ってなりそうですが、どんな道なのか?なぜメロンなのか?走ってみなければ分からない、行ってみることとしましょう。
と言うことで国道477号線からその道へと入ったのですが、まあ写真を見てのとおり何の変哲もない田園風景ばかりが続く所。たまに向こうの方に集落が見えるくらい、しかもさざなみ街道とはさほど離れていない箇所もある。なぜ「メロン」なのかも分からない。浜街道とさざなみ街道に挟まれたようにある道は初めて走る所、ただあまりにも暇な風景なのでそろそろどちらかに回避しようかとも考えた。まあこの区間でも2つほど万葉歌碑がありそうなのでそのまま進んで行くことにはしたが、これではあまりお話が広がりそうにもなさそうだ。そうなると早めに大津市へ入って最後のネタ探しをしなければならないな~、などと思っていると、通りかかった交差点にはメロン街道を示す標識が立っていた、地図で見るとこの先にある川を越えてすぐの所でこの道は終わってしまう、この短距離の間にメロンの所以となるものがあるのだろうか・・・



















その草津川に架かる橋を渡った瞬間、この街道の名前の由来が分かった。そこに広がっているのは上の写真にもあるように白いビニールハウスがズラリと並ぶ風景、このハウスで作られているのがメロンなのだろう。奈良でも農業が盛んな所ではビニールハウスの列をよく見かけるが、地域一帯をまるで埋め尽くしたように並ぶビニールハウスはなかなか壮観な眺めだ。守山市からここまでどこがメロンやねん・・・と思いながら走ってきただけに、ためてためてやっとこの風景を見せられたら「メロン街道」とも名付けたくなる気持ちもわかる、あとはこの風景をむやみに観光に走らせないことですね。ここまで一直線だった道はこの先でカーブを過ぎて集落の中へと入って行きやがて浜街道へと至る、ここでは最後のお目当てだった万葉歌碑巡りを終えて、いよいよ近江大橋を渡って大津市へと・・・
















・・・となるところだが、せっかくここまで来たのだから今まで行ったことがなかった矢橋帰帆島へと行ってみることとしよう。できればこのまま島を通り抜けてさざなみ街道へと抜ければいいのだが、その思惑は島に入って打ち砕かれてしまった。そこはまあ憩いの場と言った感じで、夕暮れも近いがたくさんの人が午後のひと時を楽しんでいる所、しかし道は向こう側にある湖岸道路に抜けることができなくなっていて、結局島の中をウロウロしただけでまた橋を渡って戻ることとなってしまった。その後は琵琶湖の内湖に沿う道を進んで行く、紅葉が映える道はなかなか走り心地がいい所でイオンモール草津の裏手でさざなみ街道へと合流する。今まで走ったことがない道だったが、本来はあまり行くことがないエリアなのでこれからは機会を見つけて走りに行きたいと思わされた所だった。近江大橋を渡ると再び大津市、あとは空に明るみが残るうちにどこまで進めるか・・・となるところだが、京都市へと入り外環を走り六地蔵を過ぎて結局宇治まで走った、まあ大津の中心部まで来たら宇治まで走るのはもうお約束みたいなものですからね。そんなわけで万葉歌碑巡りも織り交ぜて6回に渡ってお送りした滋賀の旅の記録も今回で終わりです、今年はまだ滋賀県には行ってないけど、春になって暖かくなったら早速行ってみようと思っています、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち