まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1036 岡山の旅(4)・・・JR吉備線各駅巡り、穏やかな風景の中を走る

2018-12-11 09:55:17 | 鉄道
おはようございます。















岡山、香川の1泊2日の旅、初日は岡山での走り、まだ午前10時を過ぎた辺りでJR吉備線を各駅巡りで進んでいます。前回は備前一宮駅までやって来ました、この辺りに来ると風景に緑が目立って来る、近くには山がありその手前には自転車道が通っている、まずはこの道が線路に沿っているので進んで行くことにする。線路の向こうには国道が通っていてそちらは車がビュンビュン行き交っているのに対して、こちらの自転車道はのどかで静かな雰囲気、おやおや、踏切の音が聞こえていました、間もなくやって来たのはさっき大安寺駅でも見かけた派手なラッピングの2両編成、穏やかな風景にはちょっと不似合いな感じの列車が走り去って行った。走りの方は自転車道から国道180号線へと入りやがて次のJR吉備津駅へとたどり着く、駅前には吉備津神社があってたくさんの観光客が参道を歩いていた、その玄関口となる駅は無人駅で駅舎も何かやる気のなさそうな造り、改札を抜けてホームに入ると長いホームが少しうねって長く伸びている。総社行方面はさっき行ったばかりだがもうすぐ岡山行が来るので向こう側のホームは結構たくさんの人が列車を待っている、観光客もいるし通勤客もいるみたいだ。やがてやってきた列車は国鉄の生き残りと言った感じのディーゼル車両、たった2両編成の列車が長いホームを持て余すかのように停車しているが、ディーゼル音を響かせて威風堂々な雰囲気を備えたお姿は今だ健在と言った感じ、吉備線はまだ先は長いのでこの姿はこの先でも見ることができそうだ、さああ、先を急ぐこととしよう。
















吉備津駅前を通っている道は山陽道で、この駅の少し先には上の写真にあるように宿場町であったらしい、しばらく旧街道の雰囲気が漂う町並の中を進むと国道が通る交差点へとたどり着く。旧街道をそのまま進んで行きたい気持ちにもなったが今回は各駅巡りがメイン、ここは車が多く行き交う国道180号線へと入って行く。目の前は視界が広がりJR線が横を沿ってくる、高速の高架の下をくぐるとのどかな風景の中にデ~ンと巨大な鳥居が見えてくる、ああ~、ダメだ、どうも身震いがしてきてたまらん、なるべく鳥居から視線を外して先を進んで行って次の備中高松駅へとたどり着く。付近には神社や城跡など観光地が多くその玄関口となる駅も駅舎はなかなか立派な造り、有人駅だったのでホームには入れず、横の駐車場からその様子をうかがってみる、さすがに乗降客は多そうだ。ここでもディーゼル列車に出会うことができた、岡山北部を走るローカル線のイメージがあった吉備線だが、ここまで見かけた列車の本数も多く、なかなかな通勤路線、奈良県内を走る万葉まほろば線といい勝負と言った感じである。


ここから先、吉備線は国道180号線から大きく離れた場所を進むことになる、地図で確認してみると鉄道線に沿う道はないし一番近くを通る国道も川を挟んでいるので利用しにくい、ここは地図サイトを拡大して町中の色のついてない道を進んで行くしかない。橋を渡ってすぐに川に沿う道を進んで行く、見通しのいい道が北へと伸びているがJR線は非電化路線なので目印になる架線はない。とりあえず先へと進んで行くと川に架かる鉄橋が見えてくる、あれが鉄道線か、その横には踏切もあるから間違いなさそうだ、その踏切を渡ってすぐの所に次の足守駅はあった、案外スムーズにたどり着くことができた。ホーム1本だけのローカル情緒満点な駅、その駅舎の造りや駅のある場所は失礼ながらお粗末と言った感じなのだが、wikiによると1日の乗車人員は大安寺駅、吉備津駅よりも多い、見通しのいい風景の中にある駅だが近くには民家が密集していて北の方にも民家がたくさん見える、岡山、総社両方向への通勤通学客が多いのだろう。









足守駅を出るとここからは本当に冒険になってしまいそうな道を進んで行くことになる、線路とはつかず離れずな感じ、しかし一旦離れてしまうと国道も近くにないので不安になってしまう。アップダウンはないが山の中、見通しのないところで先へと伸びる道を進んで行くしかない、地図では総社市に入った所、高速の高架が見えた所で再び線路と出会ったのでそれに沿って進んで行く、多分これで大丈夫だろう。集落が見えてきた所でたどり着いたのが服部駅、小さな駅舎に1本だけのホーム、野外学習なのか先生に付き添われてたくさんの小学生がホームを走り回っていた。wikiによるとこの駅も乗車人員は割と多い、近くには集落があって民家も多くあるのでここも利用者は多いみたいだ、岡山へは岡山行で一直線、総社も近く更にその先は倉敷へ出る人もいるのだろう、いわばこの辺りは岡山のベッドタウンと言ったところか。さあ、そろそろ今回もお時間となってしまいました、吉備線各駅巡りもいよいよ大詰めと言った感じ、でも岡山の旅はまだまだ序盤戦です、やっぱり10回くらいは費やしそう、年は越してしまうこと確定です、次回も気楽にお越しくださいませ。        まちみち





No.1035 登録有形文化財巡り・岐阜中山道編

2018-12-11 01:15:57 | 文化財
おはようございます。











GWに岐阜県内を走った旅は御嶽宿まで、その後の帰りは名鉄線で名古屋へ出てJR関西本線を各駅停車で奈良まで、と言うことで終わりました。しかし旅は鉄道線の各駅巡りや旧街道巡りばかりではありません、この旅でのルートは岐阜市内から名鉄各務原線と旧中山道を交互に進んで愛知県犬山市に入り、その後は途中の山を越えて可児市へと入り再び旧中山道へと入りました、その中で巡った登録有形文化財を今回は岐阜編、あともう1回を犬山編で分けてお伝えしていきたいと思います。
と言うことでまずは名鉄各務原線沿いにある2件、火の見櫓はいかにも昭和と言う感じで自分(一人称)もよく地元や行く先で見つけたら写真に撮っていました。一時期は心無い人に鐘を盗まれてしまったりと言うことがありましたがまだ鐘が残っている所も多いので、地元でも文化財登録してあげていいのにと思う所はいくつもあります。ここにある火の見櫓は旧中山道や鉄道線からは遠く離れた民家が密集した中にあり、人々の生活をこの地でじっと見守ってきたと言う感じで立っている、すぐ横には公民館などがあって地元の人たちの憩いの場となっているのだろう。ところが、こんな感じで立っている火の見櫓が目印とされるのはいいことだが、それをゴミ置き場の目印にされている所をよく見かける、自治体によってはそこに看板を立てて正式にゴミ置き場にしてしまっている所もある。自分(一人称)も写真を撮ろうと思ってもこれじゃ風景も台無しやな~と言う気分に何度もさせられたことがある、文化財登録を乱発するわけにはいかないだろうが、もうじき2世代前となってしまう昭和の遺産が、こんなことで汚されていってしまうのは残念なことであります。














旧中山道に入り鵜沼宿に近づくと旧街道の雰囲気が漂う町並の中へと差し掛かって行く、この家の並びの中にはいくつか登録有形文化財の民家がある。それは上の写真にある通り、この辺りは宿場町を観光地として展開していてたくさんの観光客が歩いている、民家の前には看板も立っていてそれを興味深そうに読んでいる人もいた。旧街道と文化財はリンクしないと言うのがまあ自分(一人称)のしょ~もない持論だが、多分往時はこの辺りの家は宿場となっていた所だろうし、その雰囲気を今に残してくれるのはいいことだろう、ただ、観光に走るのはほどほどにしといてね。後半の写真にあるのは酒造会社の蔵、これももう見るからに文化財と言う感じ。自分(一人称)はお酒は全然飲めないのですが、なぜか酒造蔵とかを見るのが好きなんですよねえ~、普通の人からしたら黒く威風堂々と建つ酒造蔵を見ると「飲めるかな」と期待するところだが、自分(一人称)は「文化財かな」と思って関連のプレートを探してしまう、変な人なのです・・・。








走りは犬山市から山を越えて可児へと差し掛かろうと言う所、写真1枚目、2枚目にある本陣跡を過ぎた先で木曽川に架かる橋から中山道が合流してきて次の宿場町へと向かっていく。となると今走って来たところにあった本陣跡・・・その前に今走って来た道が旧街道だったのか、写真1枚目には尾張路とあるから名古屋を目指す街道だったのだろうか。最後に巡ったのは伏見宿の中心部に当たる所にある旧郵便局、郵便と言う制度は江戸時代にはなかったから中山道とは直接関連はしないと言うことになるが、実は郵便局は幹線道路より旧街道にあることが多いから、まあ間接的に関連していると言ったところか。チコチャンに叱られそうな感じでぼぉーっと走っていて、あれ、この道旧街道かなと思った時に郵便局を見つけると、大概その道は旧街道に当たると言ってもいい、このことは旧街道巡りをしている人のページを見て知ったことだが、今ではこのほんのどうでもいい知識が旧街道巡りの役に立っている。さて、今回ちょっとサラリと言う感じでお送りしてきた登録有形文化財巡り岐阜編、お時間となってしまいました、ほとんど姿を見たままだけで写真に撮ってここで並べて、この文化財はどうだこうだと言う説明もなしと言うのはもう毎度のことですが、次回もこんな調子で犬山編をお送りしていこうと思っています。


走りの備忘録2018年編(1)

2017年12月31日 しまなみ海道
2018年
1月 2日 神戸
1月 7日 岸和田、泉佐野
1月14日 王寺、二上山
1月20日 伊勢、松阪
2月 4日 八幡、京街道
2月11日 谷町線各駅巡り
2月25日 二上山、風の森
3月18日 近江神宮
3月25日 『わろてんか』セット見学

年末となりましたので今年も走りの備忘録をお送りしていきたいと思います、とりあえず今回は1月~3月まで、そのうち毎月恒例の馬見丘陵公園については別枠でのお送りを予定しているのでここでは省略としています、また二上山についても別枠でのお送りを予定しています。昨年末のしまなみ海道以外は割と近場ばかり、やはり寒い時期はあまり体が動かなかったのでしょうか。2月から3月にかけては少し間が空いていますが、この頃はちょっと大変な時でした。そのせせこましさが落ち着いた頃に映画『ちはやふる』を見に行き、その流れで翌日近江神宮まで走りました、まあいい息抜きになったと言ったところでした、次回も気楽にお越しくださいませ。           まちみち