2012年2月1日、シダンゴ山(758m)を歩いてきた。
シダンゴ山めずらしい名前だ。
:石碑と祠
その謎を解く説明が、山頂にある石碑に刻まれていたので紹介する。
:シダンゴ(ウ)は古来「震旦郷」と書く。
震旦とは中国の旧異称(「真丹」「振丹」「至那」「脂那」「支英」等同じ)
一説には6世紀中頃(仏教が日本に渡来した時期)仏教を寄(ヤドリギ)の地に、
伝える仙人があり大寺の地、この山上に移住し、仏教を宣楊したという。
当時箱根の明神岳、丹沢の塔ケ岳にも同様の仙人がおり、盛んに往来した形跡があるという。
この仙人をシダンゴと呼んだことから山名が起こったとも言われる。(一部付記した)
伝聞で判断するしかないが・・・。
横浜⇒(相鉄)海老名 ⇒(小田急)新松田 ⇒(神奈中バス)と乗り継ぎ寄バス停に。
天気予報は「曇り後晴れ」だが、突風が吹くと報じていた。
:ロウバイ園から
右:シダンゴ山、左:宮地山
10:30 中津川にかかる大寺橋を渡り、住宅地を抜けていく。
道はコンクリートの農道、みかんやお茶畑を見ながら登っていく。
この道が超急登だ、20分で150m登る、いきなり汗をかいた。
10:50 登山口へ、イノシシ?除けの扉を開けて、杉の植林帯を登って行く。
:アセビの植林帯
11:30 アセビ(馬酔木)の道を登り山頂へ。
アセビを植林した山を初めて見た。 メリットは
①鹿の食害がないの。
②背丈が低いので眺望も確保される。
:アセビ(馬酔木)
開花時期は3月中旬から4月中旬、壺型の花をいっぱい咲かせる。
枝葉に有毒成分があり馬が食べると、酔って足がなえることから「足廢(あしじひ)」と呼ばれ
変化して「あしび」・「あせび」となった。漢字の馬酔木もその由来による。
:山頂
山頂は風が強い、風を避けるためアセビの中で休んでいるようだ。
眺望はいいが、富士山は雲に隠れてお休みだ。
:蛭ケ岳?
丹沢山塊の山並み
:where?
風で体が冷える、期待の富士山も見えないので宮地山へ下山する。
:春の息吹
12:05 杉林、雑木林を経て宮路山へ、ここで昼食。
予定ではここから「田代向」バス停へ下るつもりだったが、松田のロウバイ園へ寄ることに。
:越冬した「柿」です
12:50 霜解けの斜面を下り、大寺橋へ。
そのまま 13:00~13:50 ロウバイ園に 直行した。
:ロウバイ(蝋梅)
”蝋細工”のような梅に似た花から命名されたらしい。
お正月頃から咲きだし、花の少ない季節に咲くので貴重。
よく見られるロウバイは「素心蝋梅(そしんろうばい)」花の外側だけでなく内側も
黄色いのが特徴。普通の蝋梅は内側がちょっと赤っぽい。
葉は、普通花が咲く前に落葉するが、開花時にまだ残っていて徐々に落葉する場合もあるようだ。
花のあとできる実はユニークな形をしている。
(メッシュの皮でできた蓑虫みたいだ)
:蕾
14:00のバスで帰途に着いた。
***
行程:標高差476m、約6km、約2時間
10:30 寄バス停 ⇒10:50 登山口 ⇒11:30 シダンゴ山頂
⇒12:05~12:20 宮路山・昼食 ⇒12:50 大寺橋
⇒13:00~13:50 松田ロウバイ園 ⇒14:00 寄バス停
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BABA が教えました、”ヒトーツ”