コキュートスの記憶

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主にガンダムを中心にしています。

TOP GUNDAM -奇襲-

2011年07月12日 | 短編
今週もB-CLUBビジュアルコミックから。
山口宏さんの『TOP GUNDAM -奇襲-』でございます。
木星船団の重水素強奪作戦を描いた物語です。
史上初のMS戦と書いてありました。

『TOP GUNDAM -奇襲-』
■キャラ
・クルト=シュタイナー少尉
本編の主人公。サイクロプス隊の??
・ラドル中佐
シュタイナーの上官。多分、隻眼。作戦の指揮官。
■メカ
・デネブ
連邦軍の巡洋艦。第33輸送船団の旗艦。
・アンタレス
連邦軍の駆逐艦。もしかしたらサラミス級かも
・アルタイル
同上。
・ムサイ
シュタイナーたちの母艦。

作戦前-。
シュタイナーはザクの中で溜息混じりの愚痴をこぼしていた。
「こんな代物で、本当に戦争を始めようってんだから…」

連邦軍第33輸送船団旗艦デネブ-。
オペレーターから異常な電波障害の報告があり、副官は
サイド3で発見された特殊粒子の所為かも知れないと言います。
艦長は、第2種戦闘準備への移行を通達いたします。
艦でも積み荷が狙われていることは把握しているようです。
直ぐに警報が鳴り、戦闘態勢へ入ります。
2隻の駆逐艦が戦闘準備、後続の12隻の輸送艦も完了します。

シュタイナーは作戦を反芻します。
自分たち12機のMS突撃部隊が護衛の巡洋艦と駆逐艦を抑え、
後方に待機する3隻のムサイで輸送船団をサイド3まで誘導する。
シュタイナーは単純すぎる作戦だと毒づいたりいたします。
こんな作業用機で、連邦の巡洋艦の相手が務まるんだろうか?

考えていたシュタイナーは自身が遅れてることに気づき、
バーニアを開きますが、急激な動作で機体の制御が追いつかず、
さらに立て直そうとバーニアを開いたことで軌道を外れます。
手と足で宇宙を泳げと、ラドル中佐の通信が入ります。
シュタイナーは初めての宇宙遊泳を思い出し、レバーを傾けた。
……できた…。これがモビルスーツってもんか…。
ラドルの指揮官用ザクとともに艦隊へと向かった。

木星船団-。
オペレーターが幽霊でも見てるかのように怯え、12人の巨人が
迫っていることを艦長に報告いたします。
艦長は怒鳴りつけますが、太陽を背にした敵機は人の形その物。
艦長は全砲門による一斉射撃を命令いたします。
が、被弾確認を行っている最中、艦橋には鎧を着込んだような
人の姿が正面モニターいっぱいに映し出されていました。

ラドル率いる部隊は2機を失うも、旗艦デネブに迫ります。
ミサイルが迫りますが、ミノフスキー粒子の影響下にあり、
レーダーによる誘導は効かず、砲座も反応できていなかった。
シュタイナーの射撃がアルタイルの反応炉に直撃し、撃沈。
今やシュタイナーとモビルスーツはひとつの戦闘機械だった。

デネブの艦長は次々に入る絶望的な報告に為す術がなかった。
艦隊戦において絶対の自信を持っていたが、特殊粒子、
そして、人の形をした巨大機動兵器、総てが未知の驚異だった。
艦長はエンジンを臨界まで上げるように命令いたします…。

8機となったザクはデネブを取り囲んだ。
瞬間、デネブの巨体が迫ってきた。
3機のザクが巨体に跳ね飛ばされ、吹き飛んでいった。
他のザクも制御を失い、離脱軌道に乗らざるを得なかった。
シュタイナーの機体はラドル機の体当たりで無傷だったが、
ラドル機はパイプがデネブの装甲に掛かり、如何ともし難い。
また、無傷と思われたシュタイナー機も両腕が動かず…。
ラドルは定刻にムサイからの砲撃があることを伝えて、
この場から離れるように命令いたします。

デネブでは退艦命令があり、艦長を残してクルーは退艦。
艦長はムサイが控えていたことに感付いていたようです。
艦長の座る艦橋にシュタイナーは銃口を合わせます。

シュタイナーは宙域を脱し、1時間後、ムサイに収納される。


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