□機動戦士ガンダム バンディエラ
第4話
ユーリー中尉が登壇し、お歴々の前でスピーチを行います。
観衆の拍手とは対照的に、ユーリー中尉からは感情が窺えません。
セリダ一等兵も、別の人が話しているようだと独白します。
ユーリー中尉の手元には、用意されたカンペが置いてありました。
アントレ艦長が別室で、ユーリー中尉のスピーチを見ていると、
女性下士官が部屋を訪れ、オデッサが陥落したことを報告します。
アントレ艦長は、我々の戦いは、さらに厳しくなるな……。
それでも、我々は、我々の任務を遂行し続けねばならん、と。
手元にあった胃薬を呷ります。度々飲んでいるのかも知れません。
ユーリー中尉が所属するムサイ級は、サイド5に向かいます。
同暗礁宙域にある廃棄コロニーのひとつが連邦軍の補給物資の
一時保管所として使用されているという情報があったようです。
我々の戦力を上回る守備隊が待ち構えていることが予想されるが、
この任務を完遂できれば、連邦軍の侵攻を大きく阻害できる、と。
セリダ一等兵は、ユーリー中尉の横顔を見詰め、回想します。
ユーリー中尉は、国民のカリスマとしての立場を理解し、
個を捨て、我々(軍上層部?)の意のままに働いてくれている。
しかし、彼も元は一般人であり、心の弱さが出てくるやも知れない。
そこで、君には、近くにいて、彼を支える役割を担って欲しい。
お母さんを良い病院に入れてあげたいだろう?
てなやり取りがあり、やや後ろめたい気持ちがあるようです。
セリダ一等兵は、通路にいたユーリー中尉に声を掛けます。
昨日の慰労会で、会場を離れ、ひとりでいたところを見た彼女は、
私で良ければ、力になりたいと、理由を訊ねようとします。
そう言い掛けたところに、荷物の搬入があり、機会を逸します。
ユーリー中尉は、荷物からパックを取り出し、彼女に手渡します。
荷物の中身は、ユーリー中尉が差し入れした経口補水液でした。
彼が選手時代にお気に入りだったものだそうで、大量にあります。
セリダ一等兵は、ユーリー中尉の表情から感情が見て取れず、
あの人、本当は何を考えているのだろう……と、不安を感じます。
第4話
ユーリー中尉が登壇し、お歴々の前でスピーチを行います。
観衆の拍手とは対照的に、ユーリー中尉からは感情が窺えません。
セリダ一等兵も、別の人が話しているようだと独白します。
ユーリー中尉の手元には、用意されたカンペが置いてありました。
アントレ艦長が別室で、ユーリー中尉のスピーチを見ていると、
女性下士官が部屋を訪れ、オデッサが陥落したことを報告します。
アントレ艦長は、我々の戦いは、さらに厳しくなるな……。
それでも、我々は、我々の任務を遂行し続けねばならん、と。
手元にあった胃薬を呷ります。度々飲んでいるのかも知れません。
ユーリー中尉が所属するムサイ級は、サイド5に向かいます。
同暗礁宙域にある廃棄コロニーのひとつが連邦軍の補給物資の
一時保管所として使用されているという情報があったようです。
我々の戦力を上回る守備隊が待ち構えていることが予想されるが、
この任務を完遂できれば、連邦軍の侵攻を大きく阻害できる、と。
セリダ一等兵は、ユーリー中尉の横顔を見詰め、回想します。
ユーリー中尉は、国民のカリスマとしての立場を理解し、
個を捨て、我々(軍上層部?)の意のままに働いてくれている。
しかし、彼も元は一般人であり、心の弱さが出てくるやも知れない。
そこで、君には、近くにいて、彼を支える役割を担って欲しい。
お母さんを良い病院に入れてあげたいだろう?
てなやり取りがあり、やや後ろめたい気持ちがあるようです。
セリダ一等兵は、通路にいたユーリー中尉に声を掛けます。
昨日の慰労会で、会場を離れ、ひとりでいたところを見た彼女は、
私で良ければ、力になりたいと、理由を訊ねようとします。
そう言い掛けたところに、荷物の搬入があり、機会を逸します。
ユーリー中尉は、荷物からパックを取り出し、彼女に手渡します。
荷物の中身は、ユーリー中尉が差し入れした経口補水液でした。
彼が選手時代にお気に入りだったものだそうで、大量にあります。
セリダ一等兵は、ユーリー中尉の表情から感情が見て取れず、
あの人、本当は何を考えているのだろう……と、不安を感じます。
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