□機動戦士ガンダム サンダーボルト
第194話 輝きの刹那(5)
第194話 輝きの刹那(5)
ビアンカ少尉のアトラスは、バリュートをパージし、体勢を整えます。
無防備なビグ・ザムをスコープで捉え、核弾頭の準備に入ります。
フウ僧正は、それを察知し、機体外壁の対空機銃を展開させます。
カーラ教授は、緊急用の拳銃を無言で取り出します。
ビアンカ少尉のアトラスは、対空機銃を避けつつ、核弾頭を発射します。
瞬間、対空機銃がアトラスを保護していた防盾を貫きます。
しかし、核弾頭は、対空機銃の攻撃を受けることなく、ビグ・ザムへ。
フウ僧正が核弾頭に気を取られている内に、カーラ教授は、拳銃を構え、
複雑な表情で、フウ僧正の頭部に4発の銃弾を撃ち込みます。
フウ僧正の力は、核弾頭を捉えますが、僧正は、そこで息絶えます。
フウ僧正は、「刻の間」で、モニカ大佐に別れを告げます。
意識は現実に戻り、モニカ大佐は、坊や……と独り言ち、涙を流します。
アトラスが放った核弾頭は、ビグ・ザムの左側面に突き刺さります。
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