LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:雨模様の中、双発機ダッチェスでクロカン飛行3

2009-06-24 | Flight Log (機長)
ラフトダッチェス(Beechcraft Duchess / BE76)でモンゴメリーフィールド空港(Montgomery Field Airport / MYF)まで乗り付けた。空港併設のメキシカンレストランで食事をしていると、雨もあがり、雲の高さも1000ftから1500ftくらいにまで回復してきた。帰途につくことにし、Preflight Checkを行ったが、こんな日にこの機体で特に注意しないといけないのは燃料タンクへの水の混入。構造的にも水が入り易いような燃料キャップの設計で、少し理解に苦しむものがある。

左右のエンジンを始動し、MYF GroundにコンタクトしてTower Enroute Clearance to Torrance Airport / TOA をリクエストした。MYF Rwy28RのランナップエリアでもらったClearanceは以下の通り:

Cleared to TOA, after departure turn left heading 270, radar vector to Oceanside / OCN VOR, V23, SLI VOR, Direct,  3000/6000ft 10min, departure frequency 119.6, Squawk 46xx

ランナップを終え、離陸待ちをしていると、Towerから呼ばれた。
"04X, can you accept immediate take off ? A traffic 3mile on final”

"Roger, cleared for take off, 04X rolling!"
自分の中でいつも使っている離陸前のチェック、Fuel / Mixture / Prop / Light / Camera / Action! を行い、そのままRolling Take Offとなった。順調に上昇し、3700ftくらいで雲を突き抜けon topとなった。4000ftを飛行していると雲すれすれを飛ぶことになり、OCNの手前ではtopが4000ー4200ftくらいになった事から、雲の上にすれすれというより、雲の上面をこすりながら飛ぶ感じだった。

雲の絨毯の上面をぎりぎりを擦るようにして飛ぶ動画:
http://www.youtube.com/watch?v=muJtIz9C0s8


10分程そんな感じの面白い飛行が続き、上のリンクの動画を撮影した。しばらくして5000ft、6000ftへと上昇を指示されてしまい残念無念。

Santa Anaの手前くらいから降下を開始し、早々にTOA ILSをインターセプト、そして順次降下。Longbeach沖で雲が晴れ、TOAまで見て通すことができた。ここからは単純にvisualでRwy29Rにおろすことになった。途中ゆれたが、特に問題ない着陸。

雲を抜けてトーランス空港にILS/Visual Approachで着陸する動画:
http://www.youtube.com/watch?v=LwVT_Lawatw


MYF-TOAのレグはIFRの離陸待ちの時間も最小限で、TOA ILS 29Rへの進入も無駄がないコース取りなので、さほど飛ばさなくてもエンジン始動からエンジン停止まででHobbs1時間、実際の飛行時間は42分ほどだった。42分の飛行の内、かなりの時間雲と戯れることができたのが面白かった。双発機で雲と戯れて遊ぶなんて贅沢、アメリカじゃないとなかなかできないと思う。



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