
保険の関係でフライトインストラクターとのチェックアウトが必須事項となっているカタリナ島の着陸。崖上に空港があり、変な風が吹き、滑走路は坂になっており、Rwyの幅は60ftと比較的狭いというこの空港は、小さな事故から死亡事故まで、なにかと悪い噂が絶えない。カタリナ島での過去の事故の多くは自分の腕を過信する勘違いパイロット達が起こしたものだと思うが、一瞬の油断も禁物であることに変わりはない。
この日は自分の飛行機師匠がロスに戻ってきていたので、カタリナ空港(Avalon Catalina Airport/AVX)の着陸指南をお願いした。機体はN433FR、1999年式のセスナ172R、乗り馴れた機体。乗員は私を入れて4人なので、洋上飛行ということもあり人数分の救命胴衣を積んだ。日本人4人だとウェイトアンドバランスに然程気を使わなくてもよいが、燃料を53ガロンタンク完全満タンにはしなかった。
Torrance Airport (TOA)をRight 270 departureで離陸するが、流石に大人4人乗ると重さを感じる。本来は1500ー1600ftで開始するCross midfield turnだが、この日は200ftくらい低い高度だった。管制塔から何か言われるかな?と思ったが何も言われず。
視程が良い時にはパロスバーデスの丘を越えるとカタリナ島がみえるのだが、この日は視程10マイル程度なので何もみえない。GPSナビでカタリナ島を目指す。
GPSで距離を測り、空港まで15マイルの地点でAVX airportを呼びだし、Rwy22との指示を受けた。Right downwindに45度でエントリー、ここは基本に忠実にいったほうがいい。空港の標高は1600ft、トラフィックパターンは2600ftだが、パターンの高度から降下を始めるときには崖の向こう側に広がる一面の海。なかなか降下している感じがつかめないので、自分の感覚じゃなく計器に頼る。ファイナルでは上り坂の滑走路に高さ感覚を狂わされる。インストラクターのアドバイスは”Rwy22という文字のあたりを見ながら進入、そしてラウンドアウトから接地は少し遠くに目線を移す”ということ。このアドバイスは値千金だった。でも、最初の着陸はショックの大きなタッチダウンでへなちょこ。
Transient parkingに駐機し、タワーに走っていって着陸料を払う。ここは1回利用あたり20ドルかかる。気の良さそうなおじさんがタワーにいたが、コンピューターゲームに興じているようだった。
すぐにエンジン再始動、そしてストップアンドゴーで着陸訓練開始。この日は高級高速4人乗り機、Cirrus SR22も着陸練習をしていた。彼等はフラップを出して離陸していたので、おそらくShort field take offをしていたのだろう。こちらは大人4乗ながら通常離陸を試みる。坂道を昇るような形で60ktまで加速し、グランドエフェクトを使って80ktまで加速!と思っていたが、80ktになる前にRwyが終わり、眼下には崖。そしてグランドエフェクトが消えるのを体感できる。
2回目の着陸はバウンス気味、3回目から多少満足できるようになり、4回目5回目はまあまあの出来。この時点でチェックアウト終了、帰途についた。
これからも調子に乗らず、気をつけて着陸しないといけないが、なかなかチャレンジングで面白い空港だ。
Avalon Catalina Airport Rwy22着陸の動画:
http://www.youtube.com/watch?v=UMrPlZ-07uE
Avalon Catalina Airport Rwy22離陸からトラフィックパターンを周回して着陸するまでを撮影し続けた動画:
http://www.youtube.com/watch?v=aTXzmIo9wEk
この日は自分の飛行機師匠がロスに戻ってきていたので、カタリナ空港(Avalon Catalina Airport/AVX)の着陸指南をお願いした。機体はN433FR、1999年式のセスナ172R、乗り馴れた機体。乗員は私を入れて4人なので、洋上飛行ということもあり人数分の救命胴衣を積んだ。日本人4人だとウェイトアンドバランスに然程気を使わなくてもよいが、燃料を53ガロンタンク完全満タンにはしなかった。
Torrance Airport (TOA)をRight 270 departureで離陸するが、流石に大人4人乗ると重さを感じる。本来は1500ー1600ftで開始するCross midfield turnだが、この日は200ftくらい低い高度だった。管制塔から何か言われるかな?と思ったが何も言われず。
視程が良い時にはパロスバーデスの丘を越えるとカタリナ島がみえるのだが、この日は視程10マイル程度なので何もみえない。GPSナビでカタリナ島を目指す。
GPSで距離を測り、空港まで15マイルの地点でAVX airportを呼びだし、Rwy22との指示を受けた。Right downwindに45度でエントリー、ここは基本に忠実にいったほうがいい。空港の標高は1600ft、トラフィックパターンは2600ftだが、パターンの高度から降下を始めるときには崖の向こう側に広がる一面の海。なかなか降下している感じがつかめないので、自分の感覚じゃなく計器に頼る。ファイナルでは上り坂の滑走路に高さ感覚を狂わされる。インストラクターのアドバイスは”Rwy22という文字のあたりを見ながら進入、そしてラウンドアウトから接地は少し遠くに目線を移す”ということ。このアドバイスは値千金だった。でも、最初の着陸はショックの大きなタッチダウンでへなちょこ。
Transient parkingに駐機し、タワーに走っていって着陸料を払う。ここは1回利用あたり20ドルかかる。気の良さそうなおじさんがタワーにいたが、コンピューターゲームに興じているようだった。
すぐにエンジン再始動、そしてストップアンドゴーで着陸訓練開始。この日は高級高速4人乗り機、Cirrus SR22も着陸練習をしていた。彼等はフラップを出して離陸していたので、おそらくShort field take offをしていたのだろう。こちらは大人4乗ながら通常離陸を試みる。坂道を昇るような形で60ktまで加速し、グランドエフェクトを使って80ktまで加速!と思っていたが、80ktになる前にRwyが終わり、眼下には崖。そしてグランドエフェクトが消えるのを体感できる。
2回目の着陸はバウンス気味、3回目から多少満足できるようになり、4回目5回目はまあまあの出来。この時点でチェックアウト終了、帰途についた。
これからも調子に乗らず、気をつけて着陸しないといけないが、なかなかチャレンジングで面白い空港だ。
Avalon Catalina Airport Rwy22着陸の動画:
http://www.youtube.com/watch?v=UMrPlZ-07uE
Avalon Catalina Airport Rwy22離陸からトラフィックパターンを周回して着陸するまでを撮影し続けた動画:
http://www.youtube.com/watch?v=aTXzmIo9wEk
今度ぜひ飛行機から降りて、ゆっくりしたいところですね。
次回はバッファローバーガーを食べて帰りましょう。