LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

IFR訓練日記:ホールディング訓練1回目

2007-03-05 | Flight Log (飛行訓練)
IFRの訓練の中で難関の一つ、そして単純なようで難しく、実技試験でも失敗して不合格となる頻度が高い項目であるHoldingの実機訓練開始。掲載している写真は実際にこの日訓練で飛んだHolding Patternの軌跡をGPSで記録したもの。今までの自宅でのシュミレーター訓練が有意義だったのかどうか、成果が問われる日が来た。

Torrance Airport(TOA)Rwy29Rを離陸し、Downwind legでフードを被った。教官の指示通りに飛行し、Queen Mary号の上空で教官がSocalにコンタクト、Seal Beach VOR (SLI) を使ってholdingの練習をするのでトラフィックアドバイザリーをお願いすると、Squawk 02XXとのこと。

最初はLGBのアプローチチャートの指示通りに3500feet / SLI VOR 180度 radial / standard holdingを行うことに。この時はheading 60で向かっていたのでdirect entryになる。自分の感覚ではNAV1は針の動きがおかしい感じがしていたのでNAV2を使おうとしたが、”通常はNAV1を使います”と言われてそれに従った。

実際のholdingは難しかった。フードをしていると自機がどこにいるのかイメージしにくい。あとでGPSを見ると軌跡的には問題なかったかもしれないが、綺麗にinbound courseに乗れていない。別のradialでもholdingしたが、かなり風が強く、inbound courseに綺麗に乗れない。VORの針の動きからWind correction分かるようにならなければと思う。とりあえず、ホールディングへのエントリーで混乱することは1度もなく、その事は教官に誉められた。

反省すべき点は高度維持。他のことに気を取られていると、100feetくらい狂う時がある。あとエアスピードも一定に保たねばならない。このあたりは精度を上げないといけない。

そして、いよいよILSを打つことになった。headingは修正できるが降下率のコントロールが悪い。2回ほど凄い低めになってスロットルを入れて修正した。DAでフードを取るとRwyは目の前。さほどずれはない。無事に着陸させ、ほっとした。

IFR訓練は端から見ているとチマチマしていて地味だが、VFRよりも明らかに高い技術が要求され、より精密な飛行機の操縦が必要になると感じだ。楽しい!





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