昨日スペースシャトルがロサンゼルス国際空港/LAXに到着した。実際に飛んでいる姿はロングビーチの街から確認したが、もっと近くで見てみたい。ということで、翌日の夕方、愛機グラマンでLAX上空を飛びたかったが仕事の都合で無理だった。願わくばまだLAXにスペースシャトルが置いてあって欲しい。さっそく機体に乗り込んでエンジン始動、ランナップで暖気。隣のスポットではセスナ182RGがランナップ中、その後部座席の乗客が手を振ってきたので挨拶した。ランナップを済ませ、Right turn at shore lineで離陸する。Cleared for take offと言われたが、滑走路に入った所でCancel take off clearance！, make 180 back to taxi way, B hold short of Runwayとのこと。すぐに従い、向こう岸のHawker/BeechjetがIFRで離陸していった。そのスポットを与えるためだったようだ。そしてBeechjetが離陸した後にすぐcleared for take offとなった。Wake turbulenceを避けるように早めにローテーションし、風下に流されないようにした。この日は右からの風でWakeは左に流れる。途中ガタン！とWakeに入ったが、その後は順調に離陸を続けた。
サンタモニカの海岸線に出て右に曲がり、そのままパシフィックパリセイズの上空を飛ぶ。ここで2500ftくらいまで上昇して来ていたので、180ターンしてLAX Special Flight Ruleに入る。サンタモニカ空港上空を越え、そしてLAXが見えてきた。ところが、スペースシャトルの姿がない！ フォワードスリップをかけたり、ピッチアップやダウンして色々空港内を探すが、NASAのシャトル運搬機のみが見えた。これはシャトルが取り外されてしまった証拠だ。。。残念。昨日飛んでいれば良い写真が撮れたのに。。。。気付くと、高度が3200ftになっていた。Special Flight Ruleでは低過ぎ。すぐに上昇、3500ftに戻った。レドンドビーチ、そしてトーランスビーチの方に飛ぶ。そして、トーランスビーチからパロスバーデスの海岸線に向って降下。最終的には1000ft以下まで下がって海岸線をフライト。ポイントファーミンから再度上昇、防波堤からトーランス空港管制塔を呼んだ。Straight in, ident, report bridge, Rwy29LEFT straight inとのこと。そしてそのままファイナルを100ktくらいで飛び、0.5マイルくらいから減速、Rwy29Lには良い感じの着陸が決まった。楽勝でTaxiway Eからタクシーアウト。
その後はFuel pitで満タンに。帰途はMini-route 2500ftを選択、更にスペースシャトルの近くと飛ぶことにした。Right downwind departureで離陸、コンプトンの方向を目指す。そして2500ftに来た所で西よりに飛行、Goodyear blimp fieldの上空からホーソン空港管制塔へコンタクト、Mini-routeのSquawkをリクエストした。すぐにSquawkがもらえず、とりあえずそのままFwy405/Hawthorne BLVD intersectionに向う。Squawk 023Xが来たが、フライトについてのインストラクションは無い。ただ、知っているコースなので、Publishされた通りにSMO 128 radial outboundを見つけ、Heading 308で北上した。しばらくしてロサンゼルス国際空港管制塔119.8にハンドオフ。この日のMini-routeは激混みしていた。すれ違う機体が3機くらいいたが、確実に皆がシャトルを見る為のフライトをしていたのだろう。各言う自分も地上を凝視、スペースシャトルの姿を探した。ところが、やはりシャトルを載せてきたNASAのボーイング７４７が駐機してあるのみで、格納庫内などにもシャトルの影はなかった。おそらく格納庫の奥の方にしまわれてしまったのだろう。残念だ。
LAXを越えるとすぐにサンタモニカ管制塔へ。Left traffic Rwy21とのこと。No3で着陸したが、そこそこの内容。着陸すると、展望台にはKobaさん（トーランス空港ベース）と家族の姿。そしてTransient parkingにはOさん(エルモンテ空港ベース)のVelocity。やけに日本人Aviatorが多いサンタモニカ空港。二人とも別々に来たようだった。大内さんは同乗者あり。３パーティーで軽くお茶した。
スペースシャトルを見たくて合計１．５時間飛んだが、目的を果たせず残念。
