LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

テロリストの攻撃に合い、サンタモニカ空港の名店が閉鎖

2010-03-30 | 航空関連エッセイ

シーシェパードを始めとする思想押し売りの特攻部隊が捕鯨などを目の敵にしている。実力行使で思想を押し売りする態度はテロリストと同じ。Sea Shepherd = Terroristと常々思っている。日本にとってはタリバンよりもたちが悪い。

百歩譲って海外での捕鯨に勝手に反対するのは理解できるが、Coveなどという映画を作って日本のイルカ漁を世界的に非難するような行為はどうかと思う。極めて狭い視点で物事を見る、教養に欠ける、乏しい世界観しか持たない愚民の所行だ。そんなCove作成に関わったメンバーが、サンタモニカ空港にあるHumpという寿司屋を告発した。Humpもいけないのだが、鯨肉を出していたのだ。違法は違法だが、未成年に酒を出すような違法行為とは違法性が異なり、むしろ罪が軽いと思う。ただ、鯨を殺してはいけないというアングロサクソンを中心にした思想が、Humpでの鯨肉販売という行為を重罪のような印象を持たせることになった。

数多くの空港併設レストランがあるアメリカだが、本格的な寿司屋ということでHumpは貴重な存在だった。アメリカの平均的な外食産業の値段設定からすると、Humpは高過ぎな感も否めなかったが、それでもしっかりしていたのは確か。

サンタモニカ空港ベースになってから、着陸した後に駐機スポットまでタクシーするのにHumpの横を必ず通っていた。今は完全に店じまいし、寂しさが漂う。

Humpの鯨肉提供というニュースが流れた時、テロリスト達は毎晩サンタモニカ空港に出没し、プロジェクターでパワーポイントのプレゼンを流し、Humpオーナーの個人名を出して攻撃していた。しかも店前で。これは営業妨害以外の何ものでもない。

先日、寂しそうに空港内を歩くHumpの元オーナーを見かけた。B氏という白人のおじさんだ。

”Sorry for the Hump"

と私。

”Thank you"

と元気なくつぶやく元オーナー。


彼はテロの大きな犠牲者だ。そしてHumpを利用していた南カリフォルニアのパイロット達も小さな犠牲者だ。Sea Shepherd、そしてThe Coveの制作者達、そんなテロリスト達には最終的に神の裁きが下ると信じる。




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