LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:ヘアサロンに寄った後にフライト

2010-03-29 | Flight Log (機長)

仕事帰りにヘアサロンに立ち寄り髪を切った。そしてそのまま帰宅!でもよかったのだが、図らずもヘアサロンは空港真横。吸い寄せられられるように自分の機体に向かい、プリフライトをし、係留を時、コクピットに乗り込み、エンジンを始動していた。

サンタモニカ空港のSouth East Run Up Areaに向かう。そしてRwy21にタクシー、Rt turn at shore lineで離陸することになった。エンジンは快調、700fpmくらいで上昇する。そしてピッチを下げて加速させると更にVSIは高い値を示した。このグラマンAA1という機体は翼の厚みがあるが、翼長が短いのと機体抵抗が大きいのでVxに近い上昇をすると、すぐにPower curveの後ろ側で機体を飛ばすことになる。少なくとも自分はそう感じる。Density Altitudeが高くなるこれからの時期、効率良くこの機体を飛ばすには、翼の風を感じながら飛ばせないといけないと思う。低いAngle-of-attackで主翼に風をあてないとリフトに繋がらないというイメージがグラマンAA1を飛ばす一つのコツだと感じている。

海岸線で右旋回してサンタモニカ空港 Class D Airspaceを抜けたが、ここでも周波数は管制塔に合わせていた。やはり正解で、トラフィックを教えてくれた。やはり忙しい空域ではレーダーで管制官に見守っていてもらえると安心だ。

4500ftで延々と飛行。少し気温が上がり、油温も高めになった。どこまで飛ぼうか考えていたが、久々にサンタポーラ空港/SZPに向かうことにした。SZP CTAFを聴いていると、Rwy22なようだった。しばらくRwy4に降りることが多かったので、Rwy22は久しぶりになる。キャマリロ空港のClass D Airspaceの北側の境界ギリギリを飛び、サンタポーラの南に隣接する山の西の尾根の上を旋回、ゴルフコースの上からRwy22 Left downwindに入った。何機かパターンを回ってきたが、自分がパターンに入る時にはスムーズに入ることができた。そのまま普通にフルフラップでパターンを回り、Rwy22に着陸となった。高さ感覚の甘い70点の着陸だった。自分の着陸に対して辛口採点なのかもしれないが、なかなか納得いく着陸が決まらない。毎回毎回、接地したのを気付かないくらいのソフトさで、エアスピードも十分に落ち切ったFull Stall Landingのようなものを決めたいものだ。

そのままタクシーバックし、Transient Parkingに駐機した。飛行中にかかってきた電話に返答したり、離着陸する飛行機を眺めたりしていた。このサンタポーラ空港はTail Draggerの比率が高い気がする。アクロバットをやる人が多いためか、それとも粋なパイロットが多いためか。

しばらく休憩し、再びエンジン始動。そしてTaxi back to Rwy22。シタブリアが1機パターンを回っていて、これが着陸してきた。彼がtaxi outするのを待ち、そして離陸することに。ストレートアウトで海を目指し、キャマリロ空港のClass Dの上を飛び越えて左へ旋回、3500ftでレベルオフした。そのままマリブを目指し、そして海岸線の山を海側に越えたと同時に2500ftまで降下した。この後は夕陽を背中に受けながら、マリブからトパンガの海岸線を飛行する。綺麗な景色だ。

パシフィックパリセイズの所まで来て、サンタモニカ空港の管制塔を呼んだ。Right traffic Rwy21とのこと。2500ftから巡航降下して120ktくらいまで加速、そしてDownwindに入った。するとすぐにCleared to land!とのこと。ここはノーフラップで気持ち良く着陸することに。完全にアイドリングのまま80-90ktでアプローチ、そして少し左クロスウィンドの中を良い感じに着陸することができた。やはりノーフラップのランディングの方がラウンドアウトに伸びがあって楽しい。あとグランドエフェクトに入った感触が綺麗に伝わってくるのが楽しい。

そのままゆっくりタクシーバック、ランプインとなった。1.5時間の何気ないローカルフライト。髪を切ってすっきり、フライトをしてすっきり、ノーフラップランディングが決まりすっきりと、最高の気分で帰宅することができた.

 


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