こうやって毎週末Mooneyをとばして南カリフォルニアを飛び回っていると、Los Angeles Terminal Area Chartにあるほどんどの空港には行き尽くした感がある。Sectional Chartにある空港の多くも最低一度は着陸したことがあると言えるようになってきた。そんな中、Borrego SpringsにあるBorrego Valley Airport（L08）は行ったことが無い空港だった。たまたま飛行機を通じて知りあった日本人エアロバティックパイロットのTさんが競技会の審査員を同空港でされるとのことで、Mooneyを駆ってL08を訪問することにした。この日の同乗者はOさん、もう十年来の友人。
この日のロサンゼルス周辺はかなりHazyな天気だったが、天気としては完全なVFR。MooneyのPreflightを終え、エンジン始動、いつものようにTorrance Airport Rwy29Rにタクシーしていった。Straight outで離陸し、Long BeachのQueens GateあたりでSocal Approachを呼んだ。Borrego Valley Airport（L08）へはFrench Valleyの上を飛ぶようなコース取りか、Jullian VORを経由するコース取りか考えたが、結局は完全一直線のDirect !で飛ぶことにした。GPSでL08を選択し、高度は9500ftをリクエストした。最初は5500ftでの高度制限、そしてSanta Anaを過ぎたあたりで9500ftまでの上昇を許可された。Santa Ana Airportの上空を突っ切り、ひたすらDirectで飛んだ。途中Socal Approachからコース取りとHeadingについてきかれたので、GPSのコースベアリングを見て返答、そしてDIRECTと告げた。
L08の西にある山を越える頃にはAWOSが聴けるようになり、Wind 110 Gust14ktとのことで、Rwy08のようだ。L08を確認するとLA Centerに報告、すぐにSquawk VFRとなった。山を越えて砂漠側にいくと風と斜面の影響で揺れが出てきたので、早々にギアを出してTPA1500ftまで降下を開始。Aerobatic boxは空港の北にあるようで、こちらは空港南側で旋回降下した。45 downwind entryでRwy08のTPAに入ると、上空ではかなり風がある。ファイナルに入って気付いたが、地上ではかなりのRight Crosswindだった。ほぼラダーを使いきるような着陸で、無事にセンターラインにおろした。あとで気付いたが、この着陸は審査員席からTさんに観られていたので、恥ずかしいCrosswind Landingにならなくてよかった。
Aerobatic競技会の駐機場と、Transient parkingとは別れていた。こちらはTransientに駐機、チョークにて固定。この日の同乗者のOさんは小型機飛行機体験２回目ながら怖がる様子もなく、狭い機内でも全然平気なようだった。そうこうしていると、審査員席からTさんがわざわざこちらに歩いてきてくれた。Delano Airportの競技会でお会いしていらいの再会だった。
競技会を観戦、そして空港併設のレストランで食事をした。こんな田舎空港のレストランなのに、なかなかしっかりした内装だった。オーナーな何故か中国人、ウエイトレスは日本人だった。砂漠の真ん中の空港なので、客は当然１００％白人達（我々以外）。なんとも不思議なレストランだった。
Borrego Valley（L08）には初めて来たが、まあまあのレストランもあり、また訪問してもいいなと思わせる空港だった。山に囲まれているので飛行機でのアクセスが面倒だが、あまり暑くなる前にまた遊びにきたいと思う。
いつも楽しく拝見しております。
ボレゴに降りられたのですね！RNMで訓練しておりましたが、いつも上空から眺めるだけで降りたことは一度もありませんでした。
ムーニーでのクロスカントリー、グライダーでの滑空とアメリカの空を満喫されており本当に羨ましく思います。
次回のFlight Logが楽しみです。
コメントありがとうございます。励みになります。
RNMからだとBorrego Valleyは近いですよね。ブログ本文でも書きましたが、ここには思ったよりも綺麗な内装のレストランがあったのは驚きでした。せいぜい自動販売機くらいしかないだろうと思っていたので、意外な発見でした。また立ち寄ってもいいかなと思わせる空港です。