LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:今年も税金査定の時が来た

2015-02-28 | Flight Log (機長)

Los Angeles Countyから税金査定のための機体コンディション申告用紙が送られてきた。今年から新しい項目も追加され、TBOやSMOHなどの時間に加え、エンジンオーバーホールを行った年月日まで記入させられる。毎年のことだが、剥がれた塗装などの写真をきっちり撮影し、査定を下げる努力をした。一眼レフ、EOS 6Dを持参、レンスはEF17-40 F4Lを選択。いろいろな箇所を撮影したが、最後は大好きな後ろからのアングルで記念撮影をした。太陽をバックにお気に入りの写真が撮れた。

せっかく空港まで来たのだから、飛ばないてはない。シカゴ経由でフランスに入り、またテネシー州への出張なども続いた。気づけばまた3週間ぶりのフライト。今年もまた飛行時間が延びなさそうだ。

ランナップの後にRwy21から離陸。ATISでは26度の気温、露点温度は1度。SMO VORは使用停止とのこと。あと、mini route closedと言っていた。離陸してVOR上で左旋回してゴルフ場に進路を取る通常のVFR Departure route。すると、VORが基盤だけ残して完全に撤去されていた。これは大掛かりなメンテナンスだ。以前はout of serviceと言いながらVORの電波を受信できたが、今回は完全に無理。VOR自体が存在しない。

海岸線で右ターン。すぐにfrequency changeとなる。Mini routeはクローズしているが、Special Flight Ruleはそのまま。しばらくSpecial Flight Ruleの周波数をモニターしていると、何機かが"SMO VOR seems not working!"なんて叫んでいる。皆がGPSを使うか、SMO VORを目視で見つけてその上空からheading 132で飛ぶことでコースを維持していたりするようだった。ロサンゼルスの空域でSMO VORが昨日していないのは痛い。

そのまま海岸線を飛び、そしてサンタポーラ空港まで向かうことにした。久々にあの山肌にそったダウンウィンドを飛んでみたくなった。4500ftで北西に飛び、いつものように山を越えてサンタポーラ空港に向かう。この日は飛んでいる機体がまったくいなかった。小さい割に忙しいサンタポーラ空港なのに珍しい。Rwy22に着陸し、すぐに給油スポットへ。ここは燃料代が安いので有名。空港ホームページにも現在の燃料代が掲示してあるくらいだ。

しばらく空港内を散策して歩き、帰途につくことにした。再びRwy22から離陸。1機テールドラッガーの着陸訓練の機体がいたが、やはりこの日のサンタポーラは静かだ。Rwy22からはStraight outで離陸し、そのまま高度を稼いで左旋回して山より南側へ出る。ここでオックスナード空港やカマリロ空港のAirspaceを避けながら上昇。3500ftで東へ飛び、海岸線にそってサンタモニカを目指す。マリブからサンタモニカ空港管制塔にコンタクト、Rt traffic Rwy21となる。そして普通に着陸し、普通のローカルフライトを終えた。Practice approachも何もないVFRフライトながら、ログブックに記載してみた。すると、ちょうど1200時間を超えたところだった。実際のところ、1500時間くらいはいってそうな気がする。ちょうど飛行機遊びを始めたのが2005年12月だから、足掛け10年となる今年。平均100-150時間で飛び続けてきたこといなる。ただ、最近の傾向を見ると、飛行時間は下り坂を一途をたどりそうだ。なんとか仕事と趣味のバランスをとらないと。

 


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