LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:サンタモニカビーチにいたら飛びたくなった。

2015-02-13 | Flight Log (機長)

週末の昼、サンタモニカビーチに面したホテル(Casa Del Mar)で仕事があった。仕事の後は会食があり、ビーチに面したレストランで眺めを楽しんだ。すると、何度も何度も行き来するBanner towingの機体たち。そして、観光客を乗せたチャーターヘリ、Robinson R44が目の前を通過していく。もう我慢できなくなった。仕事が終わるとスーツのまま空港へ向かった。

プリフライトを終え、エンジンオイルを1クオート足し、エンジン始動してランナップへ。そして離陸となるが、Right turn at shore lineを選択した。いつものよに気持ち良く離陸し、海岸線で右ターン。先ほどまで仕事をしていたCasa Del Marが眼下に見えた。レストランからの眺めもいいが、やはり自分で操縦する飛行機からの眺めは最高だ。

Pacific Palisadesを超えてfrequency changeとなり、そのまま反転して3500ft、いつものようにSpecial flight ruleへ。ただ、いきなり128.55に変更せず、サンタモニカ空港上空では管制塔の120.1をモニターしていた。すると、1機Special flight rule South boundに入る機体が離陸してきており、サンタモニカ空港の管制塔と交信中だった。自分のように大回りして3500ftまで上昇せず、Box climb気味に上昇しているようだ。しかも、その機体へのトラフィックアラートを出している相手こそが自分っぽい。しばらく聞き入ると、やはりその機体に注意を促している内容は自分そのものだった。どうやらこちらの後ろにいくように指示をされている。念のためにすぐ128.55をモニター、セルフアナウンスした。するとその機体はI will follow youといってついてくることに。貴方がついてくるのは知ってたよと言いたくなった。Position reportを聴く限り、かなり近くにいる。気温は高めだが、2600rpm弱で高速巡航、追いつかれないようにした。なんとか1、2マイルの距離を保ち、Class B Airspaceを抜けることができた。

そのまま海岸線を飛び、綺麗な海を眺めた。そしてPalos VerdesからPoint farminを目指し、そこでトーランス空港管制塔を呼ぶ。 Straight in Rwy29Rとのこと。ここはLocalizer Approachをして遊んだ。この時、管制官が不慣れで、上司が割って入って訂正したりしているほどだった。しばらくすると、Baseのセスナに "すぐ旋回回避しろ!!”と叫ぶ管制官。自分の右を見ると、おそらく1000ftもない距離にセスナ172が1機迫ってきていた。訓練中の管制官、なんとかしてほしい、、、、。すぐに回避行動をとり、Approach遊びは終了。そのセスナも回避をしたのを確認し、再びファイナルに乗った。着陸は良い感じだったが、ニアミスはあと味が悪い。

ちょっと気分転換に自販機で飲み物を買う。そして小休止のあとにRwy29Rから離陸、straight outを選択。ちょうどCitationがタクシーしてくるのが見えていたが、それより先に出てやろうと急いでタクシー。そして狙い通りにCitation IFR Releaseより先に離陸許可をもらい、Rwy29Rからrolling take offとなった。ところが、その直後のIFR releaseと重なってしまい、すぐに右30度ターンを指示された。あまり飛んだことのないコース取りなので、ちょっと楽しかった。Citationをやり過ごしたあとも左右へとコースを振られたが、最終的にはSpecial flight ruleへ。そしてサンタモニカ空港の上を飛び、反転してPacific Palisadeからサンタモニカ管制塔を呼ぶ。すると、Right traffic Rwy21とありきたりの返答。パターンに入るとCentury Cityを目出して飛べとのこと。そして最終的なベースターン許可が出たのに、最後ファイナルでスペーシングのためにRt360を1回。最終的には60kt大の低速飛行。ノーズアップでB3からタクシーoutができた。

気づけば3週間ぶりに飛んだことになる。やはり飛ぶことはいい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。