LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:霧が出る前にナイトフライト

2012-10-31 | Flight Log (機長)

自分が日本に居た時代の職場の先輩でカナダの飛行機免許を保有するA先生がロス入り。夕方からサンタモニカ空港で待ち合わせ、軽く飛んだ後でディナーという予定。既に日没後、真っ暗になっていた。それから、今にも霧が出そうな湿った天気。飛べるうちに飛ぼうと機体に乗り込む。気温18度、露点温度12度、西風は弱い。気温低下を考えても最低1−2時間は霧が入らないと判断。男二人でのフライトは久しぶりだ。エンジン始動、そしてランナップへ。燃料は十分。オイルも5クオーツちょっとあり、気温18度では問題なし。

Rwy21からはleft downwind departureで離陸、完全なナイトフライト。機体の計器照明灯がちょっと光量不十分な感じがした。コクピット計器で確認する限り電圧は十分なので、電球を換えないといけないかもしれない。Fwy10に沿ってフライトを続け、夜景の綺麗なダウンタウンを目指す。1700ftで2500rpmを維持、気温が低いだけあり機体の調子はよかった。ダウンタウンに近づくと飛行船が見えてきた。Goodyearの飛行船だった。あまり近づくと”危険な飛行機が居た!”とFAAにチクる陰気な輩が操縦している事があるので、さっさと距離を置いて飛行船から離れた。そのままハリウッドサインの横を飛んで帰るか?とも思ったが、せっかくなのでMini routeを通ろうと決めた。右に90度旋回、LAX Class B Airspaceの下を抜ける。そしてコンプトン空港横から2500ftまで上昇することにした。そして上昇しながらホーソン空港の管制塔にコンタクト、Mini route to SMOをリクエストした。すぐにCleared for Hawthorne Class D AirspaceとなったがClass B Airspace通過用のSquawkはもらえず。そのままHawthorne BLVD/Fwy405 intersectionを目指していると、Contact LAX 119.8とホーソン管制官。そしてやっとSquawkをもらった。この時点でSMO128 radialに乗っていた。そしてロサンゼルス管制塔と交信、夜のLAX上空を通過。そしてサンタモニカ空港/SMOにはLeft trafficで入った。管制官から1500ft以上の高度を維持してくれと指示されたが、おそらく南から進入してきたヘリのせいだと思う。そしてFwy405を過ぎで東へ延々とダウンウィンド延長。1500ftを維持したまま。センチュリーシティーを過ぎてからやっとベースターン。そしてフルフラップでアプローチ、あまり冴えない着陸をした。

ひんやりとした夜の湿った空気を受けながら、キャノピー全開でゆっくりとタクシー。ナイトフライトには特有の爽快感がある。同乗してくれたA先生も、夜空のしたキャノピー全開の爽快感を気に入ってもらえたようだった。


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